二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】 ( No.39 )
- 日時: 2011/08/16 12:19
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)
「…」
終わった、のかな。
26)ツンデレがいつまでも流行ると思うな。
隣を見ると、沖田さんがいない。
アノヤローどこ行った。
……。
よしっ。
私は梯子をよじ登り、土方さんの元へ。
「土方さん」
「…何だ」
煙草をくわえて仰向けに寝転ぶ土方さんの横に体育座りする。
「負けたんですか」
「ああ」
「強かったですか、銀さん」
「……ああ」
私は真っ二つになった土方さんの刀を見つめた。
刀で刀を真っ二つにするなんて、どんな人間だ銀さん。お前天人だろ。
「二人が戦ってる間に沖田さんから聞いたんですけど、近藤さん、卑怯な勝ち方されたんですってね」
「知らなかったのか」
「ええ全く。…あっ、そーだ!」
「?」
「さっきの言葉、私を安心させようとしてくれたんですか?」
「…何のことだ」
やだなァ副長ったら照れちゃって♪
なんて言ったら銀さんの代わりに私が斬られそうなんで黙っとくけど。
「ありがとうございます、なんて言わないですけど」
「言わねェのかよ」
「言いません。でも私ちゃんと真選組の人間になるよう頑張りますね」
そう言って私も太陽の光を全身に浴びるように寝転んだ。
「…どういう意味だ」
「銀さんとは親しくしちゃいけないでしょう? …敵だから」
行ったことないけど、てか別に行かなくていいけど一緒にパフェ食べにいかない。
まだ一回も行ったことなくて行ってみたかったけど、万事屋には行かない。
真選組が仲良くするべき相手じゃない……
全て“敵だから”で終わってしまうんでしょう?
「…別に、お前がしたかったら勝手にしろ」
「…えッ!?」
「あいつ何するか読み取れねェ奴だったが、瞳は何一つ汚れてなかった」
「…」
「悪い奴とは、思えなかったけど、な」
そう片言に言って、土方さんは立ち上がる。
反射的に私も立ち上がった。
「それは、銀さんを認めたってことですか!? ですよね!」
「ちっ、違ェよバカ! 認めたのは剣の腕前だけだ!」
顔を赤らめさせながらいそいそと梯子を下っていく土方さん。
素直じゃないなァ全く。
私はクス、じゃなくてニンマリと笑うと、
屯所に向かって歩いていく土方さんの後に付いていった。
( オイ最後なんでニンマリ笑ってんだ )
( 大抵の子はクスッと笑うとこなんでしょうけど、何故か…ね )
( ね、じゃねェよ! )