二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【100話突破/企画第二段的な】 ( No.402 )
日時: 2011/12/04 21:51
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: rjNBQ1VC)




とりあえず、かぶき町をふらついてみる。
ゲームセンターで太鼓の超人を沖田さんとやってみるも、敗北。
格ゲーで対戦するも、完敗。

…あれ、別の意味で落ち込みそう。


「沖田さんは私を励ます気あります?」
「これっぽっちもねェや」



103)礼儀はわきまえろ



世界は広い。
広いから、様々な楽しいことや辛いことがある。
だからこそ、人は冒険して色んなことを体験すればいいと思う。


でも、何なのだろうか。


「あ、旦那じゃねーですかィ」



私の世界は狭いらしい。




駄菓子屋に足を踏み入れれば、目に入る銀髪、チャイナ子、眼鏡くん。
そう、万事屋ファミリー。
中でもこの銀髪、私が外を出歩けば必ず会っているような気がする。
や、もちろん会わない日もあるけど。


——ていうか私、正直いうと、

「私のストーカーするのやめてもらえますか銀さん」
「てめーが俺のストーカーしてんだろうが。…つか、オイ」


「目ェ見て話せコノヤロー」


今は銀さんの顔、見たくないんです。
何かと関連づけて姉のことを思い出してしまいそうで。



「嫌です」
「何で」
「何でも」


俯く私の頭上から、銀さんの溜め息が聞こえた。
その次に、駄菓子屋の外から何やら叫び声が耳に入る。
……沖田さんと神楽ちゃんが戦闘しているみたいだ、
新八くんの制止しようとする声が聞こえるが、悲鳴の割合が多い。

そんな3人を他所に、銀さんは私に問う。


「何かあったのか?」
「……」
「上司のことで悩み、なんてちんけなもんじゃねーんだろ」


私の周りには、察するのが上手な人が多い。
近藤さんだったり、銀さんだったり。…あれ、二人だけ?

…とにかく、


一応銀さんも関係を持った人のことだから、話しておく必要はあるだろうか。



「……じゃ、あっちの甘味処で」