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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【100話突破/企画第二段的な】 ( No.404 )
- 日時: 2011/12/05 20:46
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: rjNBQ1VC)
「はぁ、やっと収まった…。もう帰りま…て、あれ。銀さん?」
「鈴もいねーや」
「二人で遊び行っちゃったアルか?」
104)昔の甘味といえば団子
「——あの、もう一回言ってもらっていい?」
隣に座る銀さんは、聞き間違いだと思い言う。
聞き間違いなんかじゃないんですって、
「だから。私の姉…霞は、鬼兵隊だったんです」
今度こそ、
銀さんは唖然とした。
銀さんに言っても、どうせ反応は姉にメロメロだった隊士とあんまし変わらないと思ってたけど。
やっぱり、銀さんにも言っとかないといけない気がするから、いいや。
「銀さん、攘夷活動は辞めたにしろ、桂さんと仲良いでしょ。だから高杉さんとも仲良いいんですよね?」
「仲良いっつーか…今ンとこ正直よく分かんねーんだよな」
「…そうなんですか」
じゃああんまり鬼兵隊のことは詳しくないのだろうか。
少し残念かな、色々知りたかったから。
自分と親しい人の親しい人のことって気になるじゃん。え、そうでもない?
…まぁ今は、私と姉が親しいといえる関係にあるのか分からないけど。
「ま、何だ」
銀さんは無造作に頭を掻く。
「あんま気にすんなって。敵だろーが何だろーが、血の繋がった姉妹ってことに変わりねェだろ」
「…」
「姉ちゃんが好きなら、受け止めろ」
好きだから受け止められない、じゃない。
好きだからこそ受け止めるべきだ、と銀さんは言っているのか。
…そういうもんなのかなぁ、
「——はい。ありがとうございます、銀さん」
( どこか、晴れたような気分がした。 )
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