二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【アンケート】 ( No.448 )
- 日時: 2011/12/17 20:41
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: rjNBQ1VC)
女中募集の張り紙を近所にしてまわり、数日後。
屯所に女二人が訪れた。
「女中募集の張り紙を見て来たんだけれど…」
「私と姉御に任せるヨロシ!」
あぁ、副長。
ありがた迷惑なお人が来ました。
112)面接で一回は噛んじゃうよね
とりあえず二人を副長室へ案内した。
副長は、目の前に居座る女二人に目を向ける。
「——じゃあ、まず面接だ。履歴書は」
「あら、うっかり忘れてたわ」
「なにソレ」
正座をしているお妙さん、胡坐をかくチャイナさん。
さすがに面接で胡坐はないんじゃないのか。
ていうか面接で履歴書はいるでしょ! 重要でしょ!
何で忘れるんだよ!
「……顔見知っているからそこんとこは大目に見てやる。じゃあうちの女中になろうとした動機を教えてもらおうか」
「もらった給料で酢昆布食べまくりたいアル」
「私、スナックで働いて給料も結構高いんだけど、
お宅のストーカー対策のために家を要塞化するのにお金がかかっちゃって。結果的に家計は相変わらず火の車なのよね」
お妙さんはそう言って、ニコリと微笑む。
その微笑みはどこか黒く、苛立ちが混じっている。
副長もそう感じたのか、目線を畳にずらし「…すまねェな」と呟いた。
それに続き、副長は何かに気付く。
「ここで働きゃあ、毎日近藤さんに顔を合わせることになるぞ?」
…あぁ、確かにそうだ。
屯所は広いようで狭い。
夜はスナックの仕事があるから抜けるにしても、昼には局長が彼女を探し回るだろう。
「それなら心配ご無用よ」
お妙さんがそう言った瞬間、副長室の襖が勢いよく開かれた。
「お妙さん! うちに女中として働くってホントですk」
「ゴリラはジャングルに帰れやァァァァァアア!!!」
「ぶほォォォォオオォっ!!」
言葉を言い終わらぬうちに、局長はお妙さんの拳によって、襖を突き抜け壁を突き抜け吹っ飛ばされていった。
そして、何事もなかったかのように着物の裾を直し、再度居座り微笑む。
「顔合わせできないようにすればいいだけの話ですから」
「あぁ、永遠に顔合わせできねーな」
隣でチャイナさんは「さすがは姉御ネ!」と拍手をしている。
局長は何処まで吹っ飛ばされていったのだろう。
もう地球を突き抜けて宇宙に浮いているのかもしれない。
それくらいお妙さんの勢いは凄かった。
——結局、彼女らは女中として真選組で働くこととなった。
アルバイトという名の職場体験として。
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はい、見事にいちかも風邪ひきました(
風邪引きの朝って辛いよね。
おまけに低血圧なもんだから、
朝からだるいわ鼻水出るわ立ちくらみするわ喉痛いわ声出ないわ。
風邪×低血圧=最悪^p^