二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【新春】 ( No.485 )
日時: 2012/01/05 21:07
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: rjNBQ1VC)




——朝。
目が覚めたものの、まだ眠い。
けど起きてしまったもんは仕方ねえ。
のそのそと布団から出て、目を擦りながら襖を開けると。

「…神楽、お前今日は早いな」

ソファに座って、朝のニュースを観ている神楽がいた。
声をかけると、一瞬神楽はビクリと肩を跳ねさせ、こちらを振り返った。

「お、おはようある。銀ちゃん」


120)体を入れ替えるなら心も入れ替えろ


銀さんは、死んだ魚の目で私を見つめてきた。
…だが、すぐに目を逸らし向かいのソファに腰を下ろす。

……よかった。


バレてないみたい。



(鈴。銀ちゃん完璧に寝たアル、はやくするネ)
(うん。…てかホントに大丈夫かなぁ)
(大丈夫ネ! 喋り方に気をつければ問題ないヨ)

深夜12時頃に、私はパジャマからチャイナ服に、
神楽ちゃんはパジャマから甚平に着替えた。

そう。
私と神楽ちゃんは入れ替わったのだ。
え? 髪色や目の色はって? 文章だけなんだから気にしない!!
…入れ替わるのは見た目だけじゃない、住む場所も。

とにかく、神楽ちゃんにはちゃんと敬語を使うことを厳守とした。
あとマヨラーじゃなくて土方さん、
サドじゃなくて沖田さん…のように、基本隊士に対しては名字にさん付けること。
ザキさんに関しては、山崎さんじゃなくてザキさんだけど。

私が注意しなきゃなんないことは…
語尾に「〜アル」、「〜ネ」などをつけること、
銀さんは銀ちゃんと呼ぶこと…新八くんを呼び捨てにすること…とまぁ何とかなるだろう。


「そういや甚平女は何処いった?」
「す…鈴なら、とっくに帰ったある」

朝4時に眠たいと連呼しながらも、屯所へ向かうため万事屋を出て行ったよ神楽ちゃんは。

「けっ、挨拶もせずに帰ったたァどういう了見だっつの」
「さすがに、ひじ…マヨラーに怒られるって言ってたからな、しょうがないある」

そういや、神楽ちゃん怒られるんじゃないかなぁ。
昨日はよくもサボってくれたなぁオイ、みたいな。
それで仕事倍にされるパターンだよ。…あれ、なんか神楽ちゃんに申し訳ない。