二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】  ( No.5 )
日時: 2011/08/07 20:23
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)




「しまったァ…今日ジャンプの発売日じゃねーか」




04)パンツが見えなきゃ何でもよかった



「ケッ、何だよホントにあの副長。お前がマヨラーだってことは知ってんだぞバーカ」


何てブツブツ言いながらポケットに封筒入れて歩いてると。



…ん?



今、一瞬。


「あっ…」


やっぱり。

銀髪の天パ、後ろに眼鏡の少年。
その二人の乗った原チャリが、私の横を通り過ぎた。



「銀さんと新八…」


え? すごい。
一瞬だったけどこの漫画の主人公みれた!
うっわああ私今日ついてるかもー!

きゃほうい!と飛び跳ねると町の皆さんから変な目で見られるので止めておこう。
ただでさえ学校の制服でこの世界来ちゃったから恥ずかしいんだよね…。


「さっさと買って帰ろ! 土方さんうるさいし」


とにかく服だよ服! どんな服にしようかなぁ。




( この後銀さんと新八が一人の少女を轢くのは別のお話 )



 - - -



「ただいま戻りましたァ土方さんんん!」

買い物から帰ってきた私は、副長室の前にスライディングする。
あー疲れたぜこんちくしょう。
パトカーだせパトカー。

「…うるせェんだよ朝からお前は! 品がねェんだよお前にゃ」
「土方さんに言われたくないですそれ」
「どういう意味だコラ」
「そのままの意味です。…っていうか土方さん見てください!」

ガラリと副長室の襖を空ける。

「おい勝手に開けんじゃ……、ておい」
「どうですか?」

クルリと一回転してみせる。

「…ナニソレ」
「甚平です」
「うん、それは分かったけど。…え? 何で?」
「やだなァ土方さん。キャラ付けに決まってるでしょ?」


漫画の世界は怖いからね。
銀さんは天パ、
土方さんは瞳孔、
沖田さんはドS、とかとか
何か一つでもインパクトないと存在薄れちゃうから。


「私は性格上普通の可愛い女の子なんで衣装で挑もうと、ね」
「ね、じゃねェよ。大体お前可愛くないし馬鹿だから」
「死ね土方。ま、ていうのは嘘で。ただ単に動きやすいからですよ」
「最初の方で死ねって言った?」


その時。
聞き覚えのある欠伸と共に誰か来た。
…沖田さんだ。


「鈴もいたんですかィ…って何でィその格好、ガキ臭ェ」
「ガキ臭っ…!? どこがだいベビーボーイ」
「全体がでさァミートガール。あんたには死に装束がよくお似合いでィ」
「嬉しくなっ!! てかミートって何!? 肉!?」




ま、そんなこんなで


楠木鈴、今日(昼)から真選組女中となります。

いやでもこんなんでホントやってけるかな…無理っぽい。
いざとなったら万事屋に転職しようかな。