二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【原作沿い】 ( No.546 )
日時: 2012/02/08 22:23
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: rjNBQ1VC)



 ◆ 昔話パロ - 浦島太郎 01

   ※浦島太郎パロです
   ※性☆転☆換



昔々、
江戸に住む浦島鈴太郎という若い青年がいました……
なんて語りは苦手なんで、鈴太郎目線でお送りさせて頂きます☆


…ある日私が浜辺を歩いていると、
何やら子どもたちの声が聞こえてきたので、その方向に顔を向けてみる。
その目に映ったのは、

「やめてほしけりゃ甘いもん寄越せコノヤロー」
「酢昆布くらい持ってんだロ、寄越すアル」
「今バナナしか持ち合わせてないけど…いたっ、痛いって!」

天然パーマの男の子とチャイナ服を着た女の子が、
ゴリラのようなカメをいじめている風景。
もう一人、眼鏡をかけた男の子が必死に二人を止めているが無視されている。

…うーん、
なんか変な場面に出くわしちゃったなぁ……。

よし、スルーしよう。

「待ってェェェスルーやめて!! 話進まないから!!」
「うわっ」

スルー失敗。
カメに助けを求められ、しぶしぶカメの元へ歩いていく。

「あァん、何だ甚平野郎」
「えっと…とにかくカメを海に返してあげたらいいんじゃないかな」
「見ず知らずの男につべこべ言われる筋合いないネ!」
「でっすよねー! じゃ帰ります」
「だから待ってェェェ!!」


 ***


「お助けいただき、本当にありがとうございました」

カメは私に深々と頭を下げる。
あれから、たまたまポケットに入っていた駄菓子をあげると、子どもたちは上機嫌で帰っていったのだ。
子どもってちょろいな!

「強制的に助けさせられたんですけどね」
「あっ、お礼に竜宮城へご招待したいのですが!!」
「竜宮城?」

私は首を傾げたあと、眉を顰めた。
竜宮城って何だ。ぜってー怪しいよ。

「はい。優しい貴方を、是非姫にご紹介したい!」
「別に助けようと思って助けたわけじゃ…って、姫?」

姫なんているのか。
まぁ確かに竜宮“城”だもんなぁ。偉い人くらいいるよなぁ。

「どんな人なんですか?」
「…。知りたい〜?」

カメが気持ち悪い目をして見つめてくる。
問いに問いで返すなこのゴリラガメ!

「…まぁ、はい」
「んふふー、ひ・み・tぶべらァ!!」

うぜェ! とてつもなくウザい!!

「ま、まぁともかく。行きましょう竜宮城!」

 ……。



「え、やだ」

ふつーにやだ。
お前のせいで竜宮城に悪いイメージしか沸かないよ。
お前みたいなゴリラっぽいカメがいるとしか思えないよ。

「だから話進まないからさァ! お願いバナナあげるから!」
「いらん! そもそもどこにあるんですか、どうやって行くんですか!」
「海底さ。移動は俺の背中に乗ってください」

海の底…だと……!?
ていうか背中乗るの嫌なんだけど、なんか甲羅に毛生えてるんですけど。

呆然としていた私を無理矢理背中に乗せて、
海へ入っていくゴリラガメ。


…私どうなるんだ。



(さぁさぁレッツゴー!!)
(いぎゃああああ妙にふさふさして気持ちわrゴポゴポゴポ……)





 __



本篇を書けって話ですよね。
でも先にこっちやらせてもらいmゴポゴポゴポ…