二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【3Z始めました】 ( No.659 )
- 日時: 2012/04/24 19:05
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: JzqNbpzc)
——2:30 屯所門前(つまり外)
白装束を身を纏ったままの沖田さんは棒読みで言った。
「第44回、チキチキー真夜中の運動会ー」
「いえェェェい!」
152)バトンパスですべてが変わる
「おいコラ、どういうことだコラ」
いつの間にか寝巻きになっている土方さんは、どうやら不機嫌そうな表情。
「どうもなにも、タイトル通りでさァ」
「だから何だよ真夜中の運動会って! 近所迷惑だろ!」
「何を今更。堅苦しいんでィ土方さんは、俺らが眠れるよう協力してくだせェ」
そう。
ミニ運動会を開催して、疲労し眠気を誘おうという魂胆。
眠たくなる=疲れるだと思ってるんでね少なくとも私たちは!
とりあえず実践あるのみ。
「鈴、人員は準備できたかィ」
「バッチリっす沖田隊長ォ!」
右手で敬礼。左手にあるのは縄。
縄を辿ると、ぐるぐる巻きにしたザキさんと近藤さんの姿がある。
運動会を開催するのに3人は少ないため、2人を無理矢理起こして連れてきました!
「オイ、これチーム戦だろィ。5人じゃ分けれねーや」
「あ、ホントだ。じゃあ一旦ザキさん抜いてチーム分けしましょう」
「何で俺が一旦抜かれるの!?」
「チーム分けして弱そうだなって方にザキさんを入れようかなって」
「でもザキがいてもいなくてもあんま変わらなくねーかィ」
「それどういう意味!?」
「ていうかチームとかいらなくないですか。どうせ5人なんだし」
「それもそーだねィ」
「結局別れねーのかよ!!」
ザキさん近所迷惑です。
***
「というわけで第1試合! “マヨネーズを持ってくるのは誰だ?ドキドキ☆かけっこ”〜ッ!!」
略してマヨかけ!
「えーと、説明いたしますとですね。
コンビニまでマヨを買いにいって、早く土方さんに渡した方が勝ちという非常に簡単な競技です。
この屯所門前がスタート地点、そしてゴール地点です。なおこの競技、土方さんは参加できません残念ッ」
「いや別にしたくねーけど。この運動会自体参加したくねーんだけど」
そう言いながら、ポーカーフェイスにタバコを吸う土方さん。
真夜中にまでニコチン摂取してんじゃねーよコノヤロー。
さて、準備運動がてらにこの競技参加しようかね!
「おーい、早くやろうぜ、誰が相手でィ」
…やっぱ止めとこうかね!
「おい鈴、今目ェあっただろィ。やるんだろ」
「やりません」
「よしやるぞ」
「何で!!」
沖田さん相手は怖いんだよもう。
絶対ズルする。インチキするよコイツ。目に見えてんだよバカヤロー!
何故かムラムラしている近藤さんにスタートの合図を頼み、私と沖田さんは隣同士に立つ。
「えー…位置について。よーい、どォん!!」