二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【すぺしゃる企画&アンケート】 ( No.73 )
- 日時: 2011/08/16 22:39
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)
「お嬢さん、何かお困り事アルカ? 私何でも相談のるヨ、万事屋神楽とは私のことネ!」
「アハッ、随分たくさんお名前があるんですね。うーん、困り事…そうですねぇ。
じゃあ、今日一日、お友達になってくれますか?」
31)サブタイ考えるのめんどくさくなってきた。
「あー…ちィ……」
そう言って土方さんは自販機で飲み物を買う。
私は隣でオレンジジュースをガブ飲みしてるわけで。
「何で俺たちの制服ってこんなにカッチリしてんだァ?
世の中の連中はどんどん薄着になってきてるってのに…」
「確かに暑そうですねーそれ。あは」
「くそ、てめェは甚平か」
私を恨みの篭った目で見てくる土方さんは、
上着を脱いでシャツも巻くっていた。それでも暑そうだけど。
「おまけにこのクソ暑ィのに人探したァよ、もうどうでもしてくれって」
完全暑さに潰れてんじゃねーかこの副長。
…その時、後ろから沖田さんの声がした。
「そんなに暑いなら、夏服作ってあげやすぜ土方さん」
「!!」
一瞬のうちに、沖田さんの刀が土方さんの腕目掛けて振り下ろされた。
「ウォアァァウォォォォォオォオォ!!!」
土方さんは飛び避けたけど、硬直した私は髪の毛を少々切られて。
「危ねーなァ、動かないでくだせェ。怪我しやすぜ?」
「危ねーのはてめェその物だろうが何しやがんだ!」
「何ですかィ。制服ノースリーブにしてやろうと思ったのに」
「嘘つけェ! 明らかに腕ごと持っていく気だったじゃねェかァ!」
ふー、私ももうちょっと土方さんの近くにいたらノースリーブにさせられたとこだった。
危ねー。
「実は今、俺が提案した夏服を売込み中でしてねィ。土方さんもどうですか? ロッカーになれますぜ」
そう言って取り出した、袖の部分が脇のとこからザックリと無くなっただけの隊服(上着)。
「誰が着るかァ! 明らかに悪ふざけが生み出した産物じゃねェか!!」
「土方さん落ち着いて下さい。悪ふざけだけじゃないですよ…」
「…なんだよ」
「愛も入ってますよきっと!」
「さすが鈴、分かってらァ」
「ぜってー入ってねェから!」
その時、うィーと近藤さんの声が聞こえた。
「どうだ、調査の方」
ちらりと近藤さんを見やると。
「「……」」
あ、着てる。ノースリーブ。
ブラウスなどは着ずに、ノースリーブの上着だけ着用する近藤さん。
お洒落に興味を持ったゴリラにしか見えん。