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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【アンケート実施】 ( No.84 )
- 日時: 2011/08/17 15:46
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)
「まいごのまいごの土方くん、あなたのお家はどこでちゅか〜……ん?」
なんだあの向こうからやってくる白い得体の知れないものは。
35)ペットはハムスターしか飼ったことがない。
いつものように買出し中(まぁ詳しく言えば寄り道中)、
桂さん(と何か白いの)に出会った。
「えっと…こんにちは」
「こんにちは、今日もいいお天気ですね」
そう交し合ってすれ違う。
「…ってちょっと待てヅラァァ!」
「ヅラじゃない、桂だ! 何だ甚平娘!」
「甚平娘じゃない、鈴です! 何なんですかその白いの!」
そう叫んで私は桂さんの隣にいる白くて黄色いくちばしでおめめパッチリの生物を指差した。
「白いのじゃない、エリザベスだ」
「えびす?」
「エリザベスだ」
何だよエリザベスって……。
「どこで拾ったんですか」
「勝手に置いてかれた」
「誰に」
「坂本のバカに」
「…誰それ」
「かつて攘夷志士であったバカだ」
攘夷志士、と聞けば何となくだが分かる。
まーああいう系の人なんだろうな、うん!
「そうですか、じゃあそれでは! エリザベスさんもさよなら〜」
そう言って私は歩き出した。
(…あ、敵だっていうことを忘れてた)
***
—真選組屯所
『番組では、変なペットを募集しています! 鎖国解禁以来我が国には天人と共に様々な生物がやってきております!
貴方の近所にも、変なペットはいませんか?
当番組では、そんな変で可愛いペットを集め、日本一を決定したいと思います』
「へェ、変なペットねィ…」
真選組一番隊隊長、沖田総悟は
仕事をサボり、部屋でテレビを見ながら煎餅を食らっていた。
「グランプリには豪華商品。…どーせ暇だし……」
…そう呟き、黒く笑んだ。
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