二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: バカとSSSと召喚獣 ( No.18 )
- 日時: 2011/10/10 14:38
- 名前: 達也 ◆Jb70cOv9yg (ID: ZqtI4eVj)
第16話
姫路さんたちを先に行かせて僕たちはBクラスを足止めする
明久「相手は長谷川先生を連れていたから科目は数学か」
美波「数学なら私得意よ」
日向「悪いが俺はそこまで点高くないぞ」
明久「それは僕も同じだよ
だからここは・・・」
僕は作戦を日向と島田さんに伝える
美波「ちょっ!?そんなんで上手くいくの?」
明久「一か八かでやってみるしかないよ」
日向「なぁ若干俺が囮になるのは気のせいか?」
明久「大丈夫!日向は足は速いから逃げ切れるよ」
日向「まぁいいや、明久の作戦をやろう」
美波「う、うん・・・」
明久「大丈夫、島田さんは僕もいるからちょっとぐらいなら戦力になるよ」
美波「わ、わかったわ」
Bクラスの生徒がやってきた
明久「島田さんって数学の点数ってどれくらい?」
僕は若干大きめな声で言う
美波「私は数学だけなら得意よ!
前に回復試験を受けたばっかりだからBクラス並はあると思うわ」
島田さんの言葉にBクラスの連中も一瞬戸惑う
明久「日向は?」
日向「俺は60点台常連だ!」
明久「僕もそれぐらいだから・・・ってBクラスが来たね」
美波「本当ね」
日向「逃げるぞ!」
僕と島田さんは旧校舎、Fクラスの教室方面に
日向は新校舎の下駄箱の方に分かれて走り出す
「二手に分かれたぞ」
「あの女子は数学はBクラス並みって言っていたがどうする?」
「青髪の方に2人行け!残り4人で吉井たちを追うぞ!」
「「「「オォ!」」」」
僕たちが走った方にBクラスが4人来た
美波「吉井4人来たけどどうするの?」
明久「とりあえず逃げるよ!
いざとなれば戦えば良いし」
しばらく走っていたがついに行き止まりになってしまった
「ちょろちょろと逃げ回って・・・」
「疲れるだろうが!」
「ていうか、こいつら追いかけて意味あったのか?」
「仕方ないだろ・・・気がついたらこいつら追っていて坂本たちに逃げられてしまったんだから」
「さっさと片付けて帰らない?」
だったら見逃してよ・・・
「長谷川先生召喚許可を!」
長谷川「承認します」
「サモン!」
美波「島田美波受けます!サモン!」
〜数学〜
Bクラス男子:142点
島田美波:171点
「なっ!?おまえ本当にFクラスか!?」
美波「数学なら漢字読めなくてもなんとか解けるのよ!」
明久「ちなみに古典は?」
美波「一桁よ!」
良かった古典の先生じゃなくて・・・
「工藤君、助太刀しようか?
ここで戦死なんて嫌でしょ?」
「・・・くっ頼む」
今加勢されたら島田さんに勝機はない
明久「島田さんフォローしようか?」
美波「足手まといよ」
明久「ひどい!」
まぁいいや・・・
明久「サモン!」
僕も召喚獣を召喚する
「吉井に構うな!見るからに雑魚だ!」
「ああ」
明久「普通に失礼だな!」
美波「どきなさい!雑魚でヘナチョコ!」
明久「君は僕の味方じゃないの!?
あと全く関係ない罵倒も混ざってるよ!!」
美波「これはきついわね・・・」
「それじゃさようなら」
島田さんの召喚獣にBクラスの生徒の召喚獣が切りにかかる
明久「そうはさせるか!」
僕は相手の召喚獣を足を出しつまずかせて
明久「更に!」
相手の腹に木刀を突き刺し
明久「いいよいしょー!!!」
相手の頭を持ち床に叩きつける
「「「「え?」」」」
〜数学〜
Bクラス女子:166点
吉井明久:51点
「「「「えーっ!?」」」」
「なんでだよ!?真田の方が点数高いだろ!?」
「なんであんな弱そうな召喚獣にやられるんだ?」
でも・・・
「あれ?私の召喚獣まだ生きてる?」
真田さんの召喚獣は普通に起き上がった
美波「吉井どういうこと?」
明久「んー・・・まぁ観察処分者の数少ない利点かな?」
怪力な上に体型が自分と違う召喚獣の操作は結構難しい
だから皆は突撃などの単純操作しかできず点差で勝敗がついてしまう
しかし観察処分者はたくさんの雑用をこなし感覚を共有してきた
おかげで他の人より上手く操作できることができる
美波「利点?」
明久「要するに召喚獣を使うのに慣れてるってこと」
もちろん点数が低いから相手の召喚獣を一撃で倒すことは難しいけどね
「ぐっ偶然よ!」
相手の召喚獣が突っ込んでくる
僕の召喚獣はそれを難なくかわし、横から木刀を突き刺す
さらに頭に木刀を叩きさらにダメージを与える
これで相手の点数は少ないが減った
「・・・本気でやったほうがいいな」
明久「いや・・・できれば遠慮してもらえると・・・」
「行くぞコラッ!」
「ちょこまかと!」
なんとか二人の攻撃をかわした
「一撃当たれば倒せるのに・・・」
「全然当たる気がしねぇ・・・」
「メタルス●イムみたいなやつだな」
そこまで弱くないやい・・・
美波「さて、私たちも続けましょうか」
「くっ・・・悪いが一旦退かせてもらう!」
これで3対2・・・いや島田さんも疲労してるから3対1・・・
すると僕の目に消火器が目に入った
明久「島田さん『アレ』を!」
美波「!、了解!」
島田さんもわかってくれたようだ
これで逃げられる
明久「島田さん早く使って・・・」
美波「う〜ん・・・どうしよっかな〜〜?」
明久「なんで!?何が望み!?」
美波「望み?そうね〜〜」
明久「今なら『死ね』以外の大抵のことは聞きます」
美波「さすがにそれは言わないわよ・・・
まずは呼び方を変えましょうか?」
明久「変える!それでなんて呼んだら良いの?」
美波「じゃあ今後ウチはアンタのことを『アキ』って呼ぶから、アンタはウチのことを『美波様』って呼ぶように」
明久「み、美波様!これでいい?」
美波「それと今度の休みに・・・」
そしてしばらく美波様の望みを聞き入れて、僕たちはなんとか逃げ切れることに成功した・・・
疲れた・・・