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５話　　　「練習を」


「取りあえず、自己紹介しようぜ！」

円堂君の一言で、皆が、自己紹介文を考え始めた。が…

「その必要は、無いと思うよ。
　詩織は、円堂君達を知ってるから。」

美紀が、急に、そんな話をした。

「どういう事だ!?」

本当だよ!
なんで知ってるって分かったの!?

「だって、案内してる時に、部員の皆の話をして、盛り上がってたから。」

あ…！
そうだ、そうだ！
忘れてたよ…。

「だから、自己紹介しなくて良いと思うよ。
ね？」
「う、うん！宜しくね、皆！」



こんな事で、練習が始まった。が…

「ごめんね、円藤君…。
またグラウンド借りられなかったの…。」

練習ができません…。
出来ないって事は、帝国戦前だね。

「練習やろうぜ！」
「グラウンド空いてないじゃないか。」
「空いてる日にやれば良いんじゃないか？」
「ま、明日も、明後日も出来ないだろうけどね。」

揉めてる…。
あーあ…。
円堂君、怒って出て行っちゃったよ…
………着いて行こうかな…？

「円堂君！あたしも、練習やるよ！
サッカー部に入ったんだし…。」
「良いのか!?よし！河川敷行こうぜ！」

そんな事で、円堂君と、サッカーやる事になりました。
でも、あたしサッカーできるかな…？


続く☆