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15話　　　　「迷惑＆意味不明」

あーあ。
つまんないなぁ。
だって、今日は、部活が休みなんだもん！
顧問が、用事があるとかで。
あーあ。サッカーしたかったなぁ。
せっかく、雷門中に転入したんだもん。
楽しみたい…よね！
「なぁ、冬風。」
「何？」
どうしたんだろう？
珍しく、深刻な顔して…
「あれって…、帝国学園じゃないか？」
「え？」
円堂君の指指す方を見る。
あ、本当に、居るー！
「なぁ。お前が、冬風詩織か？」
「？…そうですけど……」
辺見と思われる人が、話し掛けて来た。
いや、絶対辺見ですね。
あんなにおでこがピカピカしてる人なんて、見た事ないもの。
絶対、そうだ！
こんな事を考えて居る内に、話が進んでました……
「おっ！ラッキー☆
なあ、俺“達”と、ミニバトルしないか？」
「………はい？」
いきなり何を言っているんだ、このデコは。
「な？やろうぜ！」
なんて、自分勝手なのかな。
呆れるなぁ。
「こっちは、2人しか居ないから、やりたくても、出来ません。」
それぐらいも、考えられないの?
「いや、お前VS俺＆佐久間＆鬼道&源田」
「こっちの方が、圧倒的に不利じゃん。」
「知ってる。」
「………」
「………」
しばしの沈黙。
そして…
「あなた馬鹿？何女の子相手に4対1の意味不明勝負挑んでるの？」
これには、呆れた。
何考えているんだか！
まったく！大人気ない！…じゃなくて、………男げない？
「じゃ、明日の午後2時に帝国学園に来いよな。」
「あ、ちょっと！」
勝手に押し付けていっちゃったよ…。
これは、迷惑極まりないね。
さて…。
どうしようかな。
行こうか、行かまいか。
決めるのは、あたしだし…。
せっかくだし、行こうかな?





あとがき

なんだろう。
なんか、ネーミングセンスが…