二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 幻月の下に唄う ーイナズマイレブンー ( No.121 )
日時: 2011/11/01 20:30
名前: 天音 (ID: P/D0CuiW)

other 2 望まなかった裏設定。

 「“花園 永恋”と“落妖 誓許”……。本当は全員こちら側の人間にするつもりだったんですが……。」
「さすがにそんなことしたら、私が家元に怒られますからね。」
理事長室の中で二人の男女が言葉を交わす。
一人は部屋の主、理事長の出雲。もう一人は和服と大きな福耳が目を引く背の低い男。
「もともとは二人ともあなたに預けただけだったんです。なのに……」
「私が裏でこんなことをしていた、と。……しかしあなた達十六夜家はいつまでたっても二人を奪い返そうとしなかった。」
表情一つ変えず淡々と続ける男。




「その結果がこれですよ?政府に怯え、逃げ隠れすることしか考えなかった十六夜と政府に立ち向かう私の違い。
……甘い幻想を見てきた二人と苦い現実を見てきた二人の違いです。」

そう言うと男は不敵に微笑んだのだった。


ーまぁ……所詮はどれも同じですがね。ー