二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 幻月の下に唄う ーイナズマイレブンー ( No.190 )
日時: 2011/11/20 20:54
名前: 天音 (ID: P/D0CuiW)
参照: イナGo短編 ver.Setuna-Aoki

01 <刹那的感情論>

 「……ツインテ不足で刹那さん死にそう。」
「……まじかよ刹那。」
「マジだよ死ぬよ、くたばるよ、ご臨終するよッーーーー!!」

 冬の朝方、サッカーグラウンドに響く少女ーーーー“蒼姫 刹那”の悲痛な叫び。
ベンチの上に座り込み足を抱える、まぁ早い話が体操座り。
そのとなりでマフラーを巻き朝刊を読んでいるもう一人の少女は刹那の数少ない理解者“緒隹 輪廻”。

「まぁ、今はインフルエンザ流行ってるし?霧野がかかっても可笑しくはないな。」
「……でも蘭ちゃんの病気は治るよ?でもアタシのツインテを拝めなかったという深い傷は永遠に癒えることは無いのッ!!」
「……あぁ、そうですか。んじゃあ一乃にでもくっ付いとけよ変態。」
「輪廻……分かってないッ!!アタシが蘭ちゃんのツインテを愛する気持ちと七助を好きっていう気持ちはいこーるじゃないの!!」

大声で叫んだ後、うわぁぁあ、と泣き崩れる刹那。一体どこまで変態何だかわかったものじゃない。





「……刹那、一つ質問いいか?」

少し落ち着いたらしい刹那に輪廻が問うた。小さく頷く刹那を見て彼女は何かを鞄から取り出し再び口を開く。

「昨日今日と霧野は学校を休んでるな?」
「うん。」

元気無く反応する刹那。

「お前は霧野と一乃、どっちが好きだ?」
「え?そりゃぁ七助だよ。アタシは蘭ちゃんのツインテは愛してるけど本人にはーーーー」
「はい次、これで最後だ。じゃあもし目の前にーーーー」

にやり、と笑い片手に持った物を刹那に渡す輪廻。
その瞬間刹那の顔がピクリと反応した。

「ーーーー霧野と“ネコ耳付けた”一乃がいたら?」
「そんなの……七助が俺得過ぎてアタシ死ねるよ。蘭ちゃんなんかどうでも良い。」

手元のネコ耳を握りしめ真剣に呟く刹那。
さらに口角を上げる輪廻。


「ーーーー良く言った、それは刹那にやる。……それで私今さっき気付いたんだけどあそこで神童と話してんのって……一乃じゃねぇの?」
「……!?」







「……つか寒い。そろそろ教室行くか。」

読んでいた新聞をバサリと閉じ小脇に挟むとベンチから立ち上がる輪廻。
背後から自分の名前を呼ぶ……というか叫ばれている気がしなくもないが、素晴らしい程華麗に無視。だって直接関係無いし。

「悪いけど、霧野のふたつむすびに相当すんのは一乃、あんたのネコ耳だけらしくてなぁ……。」





その後、どういうことか刹那が絶望の縁から帰還し、どういうことか一乃が死んだような目をしていたことを輪廻が知らない訳がなかった。


(ツインテより断然ネコ耳とか。)

       (悪事でも命懸かってんだよ。)
+

意味不明。

イナGOの短編です。

“蒼姫 刹那” Aoki-Setuna

彼女は超絶ド変態です。
“ねこみみ、ツインテ、ツンデレ、メイド服にスクール水着、ショタ、ロリその他萌える物は文句無しにアタシの物だ意義は認めない。”がポリシー。((え
信助、神童、倉間、霧野、剣城(刹那的に萌える)には超優しい良い子ですが彼らを見る目は完璧に不審者の目です。気を付けてください←