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<知>　〜早すぎた決断、遅すぎる後悔〜
(1)　宣戦布告と代理人

　「んで、僕らに何か用でも？」
挑発的な笑みを浮かべ問う。やはり屋上というだけあって風も冷たく感じた。
背の低い落下防止用のフェンスに肘を付き二人に背を向けた赤髪の人物ーーーー否、少年は結祈に声をかけられたまま動かない。



しかし、いくらか間をおいた後にいきなりクスクスと笑い始めた。
そしてくるりと振り返ると優しく微笑んで見せ、返事にかえた。

　「久しぶりだね、“操り人形”さん。」
少年を見つめ馬鹿にしたように言う。
何となく状況の掴めてきた奏始を横目にし、再度口を開いた。
「ところで僕、君には“答え”を求めた覚えは無いよ？
君はーーーーあの人の“代理人”ってことでいいの？」
「ん……まぁそういうことかな。
俺はあいつの代理人……と、それと同時に“宣告者”でもあるんだよ。」
優しかった微笑みを冷たい愛想笑いに変え彼は告げた。
冷たい風が三人の間を駆け抜けていく。



「宣戦布告。君達は俺達には勝てない。いくら抵抗したって無駄だ。
必ずこちら側に戻ってくる、否戻ってくるしかなくなる。
ーーーーだから、待ってるよ？いつまでもね。


ーーーー“嘘つきの追放者”さん。」


〜〜
パソ禁食らってました。
……更新が(泣