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一話「ワールド学園を目の前にして」

「ほぇ、此処すか。Ｗ学園」

「えぇ、はい」

「しかも徒歩ですか」

「そうですね」

「・・・辛い。なんで寮じゃないんだろ・・・」

「分かりませんね・・・；；予算の都合上でしょうか・・・」

「まぁ、それしか考えられないよね」


どうも。雛衣憂ひないうれいです

只今、日本こと本田菊とＷ学園の前に突っ立ってます。10分位経ってるから足が辛い

そろそろ大英帝国さんとやらが来てもいい頃なんですが・・・


憂「遅っ！何これいじめ！？」


こういう私に菊は苦笑した
まぁ、これ口癖だし、ね

そしたら、誰かやって来た。菊はその人を見るなり驚いた
なんなんだろー・・・


菊「マ、マリアさん？！」

？「うー？違うよ、アリスだよー♪」

菊「え？でもマリアさ・・・」

？「だーかーらー！アリスって言って・・・はもっ！」


そのアリスかマリアか良く分からない女の子の口を金髪の男の人が両手で塞ぐ
女の子は苦しそうにモガモガ言っている


菊「あぁ、フランシスさん・・・」

フラ「菊、アリスちゃんとマリアちゃんの見分け方は笑い声だよ。ちなみにこの子はアリスちゃん」

菊「あぁ！そうでした・・・」

フラ「んで、そこの可愛い子は誰？」


フランシスさんとやらが私に視線を向ける。菊は何故か少し戸惑っていた
菊が何時までも口を開かないし、私自ら名を名乗る


憂「初めまして。雛衣憂です」


すると相手も名を名乗る。まぁ当然だけど・・・ね


フラ「お兄さんはフランシス・ボヌフォワっていうんだ。宜しくねー」

憂「は、はぁ・・・」


私は苦笑した。何故ならアリスちゃんが持っていた杖らしきものでフランシスさんの頭を思いっきり殴ろうとしていたからだ。あれは痛そうだな、っつーか流血しそう。怖い

菊は気づいてるのか気づいてないのか何も言わない
もしかして日常茶飯事？

そんな事を思っていると、誰かがアリスちゃんの手首を掴んだ

誰だろう、と思ってみたら

なんと、同じ顔の子だった


一話、終了

作者コメ

すいません。グッダグダです、はい・・・；；