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第十話「何があったのやら」

『・・・進展は無いなぁ』

二人を観察してみたが、特に進展は無い。つまり、単に仲が良いだけとか？

『だとしたら辻褄が合うような合わないような・・・？』

辻褄って言ったけど何の辻褄だろう
考えていると、後ろから男の声がした

「すいません、通してください」
『あ、ごめんなさ・・・い！？』

私は男の人を見た瞬間、硬直

『あ・・・あ・・・れぇ・・・！？』
「おや、憂さんですか。道理で見たことあると思いましたよ」
『クララちゃんの部下さん！？ななな何やってるんですか？！』
「大したことじゃないです。気にしないでください」
『大したことじゃないって言うほど大したことなんですよ！』
「貴女は耳が悪いんですか？気にしないでくださいと今言いましたよね？」

うわ、相変わらず毒舌。こんな奴が天才とか有り得ねー^p^←

『はいはい耳が悪くて結構』
「でしたら何を言っても無駄ですね。失礼します」
『はぁ！？いやいやいやちょっと待たんかゴルァ！』
「何ですか。僕は忙しいんですよ」
『今行ったらあんた完璧にKY！だから此処に居ろ！！』
「・・・」

部下さんはクララちゃんの楽しそうな表情を見て渋々私と木陰に身を潜めた

あぁ、言い忘れてたけど、私達今中庭に居ますよ。うん
クララちゃん笑顔、悲しい・・・

「いつまで隠れるんですか？僕急いで・・・」
『しっ！黙れ！』

見たらそこには、北海道さんが。部下さんに似てるんだよな。実験好きで変な薬作って・・・昔被害に何度あったか

私達はそれとなく見ていた
すると、兄貴が学園に帰っていった

クララちゃんは北海道さんと何処かに行ってしまった

私達は後を追った

ーENDー

作者コメ
北海道さんは、小説ツクールで活躍しておられる神様、銀色風船様から拝借致しました
3dsからなのでURLは載せられませんがマジで神ですよ・・・
是非見てみて下さい

追伸
クララちゃんはたまにアリスという名前でオリキャラ投下してるので間違えてる場合があります
今回も間違っていたので直しました。申し訳ないですm(_ _)m