二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 学園ヘタリア×オリキャラ 不思議な日常 ( No.64 )
日時: 2012/01/22 04:20
名前: 秋桜 ◆hIJueew2tI (ID: WgY/GR3l)

『待たんかゴルァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!』
「え、ちょ、待ってよ憂いいいいいいいいいいいい!!!!?」

・・・何でこうなったのか、予想はつくだろうが
説明しますよ

第一話「本番!」

ーーーーーー数分前

「着いたでー。開始までは後一時間はあるけどなぁ」
「やることいっぱいですしね!さぁ、今年は避わしますよ!!」
「ヴェ!去年は大変だったしね・・・特にクララは」
「ワンピーストマトまみれで大変やったもんなぁ」
「うー・・・」
「落とすの大変だったよねw」
「しかも乾きにくく・・・ずっと軍服でしたよね」
『お、トマト避けにブルーシート貼ってる』

そんな和やかな会話をしていたら

「ゆ〜?何しとん?」
『クラリーチェ・・・?』

バチカン市国、クラリーチェ・アルド
幼くしてシスターの天才。そんな彼女が何故にトマティーナに参加するのか
軍服で

『どないしたん、トマティーナ参加け?』
「ゆ♪ゆ♪当ったり前〜!って頭つつくな!!」

当たり前なんだ・・・
憂は苦笑する。因みにクラリーチェの頭をつついたのはロヴィーノである

「毎年参加してるんな!でもまた神父さん怒られるんちゃうの?」
「ユ〜、神父さんに黙って来たからなぁ」
『黙ってかよ』

鋭いツッコミ
ここまで約五分

・・・さてさて、そんなやりとりを終えて憂は適当に座り、去り行くスペイン人を見ながらトマトを貪っていた
他はまぁ色々である

『・・・甘・・・っ』

一人、呟く
寂しい

トマト五個目の時だった

「いーつーまーでー食うとん!?あんた!!」

クララに酷似、いやまさしくクララにスペイン語で怒られる憂
当然驚く

『え!?クララ・・・』
「え?はぁい」
『あ、あれ?君は・・・あれ!?』

違う場所からクララが現れる
憂は驚き、もう一度見直すと憂を怒ったクララは居なかった

『・・・????』
「摩訶不思議とはこの事でしょうか・・・?」

ティナが隣に来て呟く。憂は頭をつついた
あれは、何なのか


・・・そうして五十分
トマトを荷台に大量に積んだトラックが来た。荷台に乗っている人がトマトを落としていく

憂はトマトを一つ手に取る
さっきアントーニョに教わった通りトマトを軽く握り、柔らかくする
まんまだとダメージが。首的な意味で

『うー、トマトの香り』
「トマト独特の香りです・・・」
「ティナはトマト大好きだよね!!」
「香りは好きなんですけど・・・」
「ユ〜、食べちゃうの!ムグムグ」
「後で食べなよ〜・・・」
「ムグムグ」
「兄ちゃんまで!?」
「よっしゃ!!ほんなら気合い入れて行くで!!!!」
「「「「「「『おうっ!!!!!!』」」」」」」

・・・で、テンションがそのまま上がり、冒頭に戻る

『手加減無用じゃああああああああああああ!!!』
「ちょ、落ち着kぎゃああああああああ」
「何一般人相手に本気で投げてんのー!!?あ、あ、あかんて許したってー!!!」
「来るんじゃねえええええええ畜生おおおおおおおおお!!!;;;;;」
「やああああああっ!!!憂さん怖いでs『てやぁぁあああああああ!!!!』きゃああああああああああっ!!!また怒られちゃいますうううううう!!!!」
「ク、クララがリタイアしt来たあああああああああ!!!!フェリ兄さん白旗振ってないで速く逃げてええええええええええ!!!!」
「クラリー押さないdわああああっ!!」
「フェリー!!速く手を・・・あああああああああ来たああああああああああああ!!!!!ごめええええええええんっ!!!!!!」
「皆さん落ち着きがありませんね・・・」
『甘いっ!!隙ありいいいいいいいっ!!!』

ベチャッ ビチャッ バチャッ
トマトは簡単に当たり、簡単に潰れる
誰しもが全身を真っ赤に染めていった

・・・終盤に近付き、憂がかなり危ない状態になった時、トマティーナ終了の合図

「あー終わりや!!!終わりやから落ち着けええええええ!!!!!」
「うわああああああん!!!」
「憂終わったってばあああああ!!!!!」
『でやあああああああっ!!!!・・・え?』

行きなり足を止める憂
全員が安心し、集合する

『あー、あっという間だね』
「せやなー。どうやった?」
『来年、また来る!絶対』

放水される水で汚れを落としながら、憂は元気に答える
アントーニョはニコッと笑って

「憂のお陰で今年はめっちゃ楽しかったで!来年、絶対来いや!!」

憂はその笑顔に答える様に、ニコッと笑った


ーENDー

・・・余談。次の日

「にしてもなんだったんでしょうね、私の幻が見えるなんて」
『うん、不思議』