二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 学園ヘタリア×オリキャラ×ちょっとうみねこ 不思議な日常 ( No.69 )
- 日時: 2012/01/24 19:27
- 名前: 秋桜 ◆hIJueew2tI (ID: WgY/GR3l)
あぁ、彼奴が何でああなのか?
知りたいのか、お前。まぁ教えてやらねぇ事もねぇけど
え、彼奴って誰って・・・おま、自分から言っといて俺に言わせんのかよ!?
・・・
クララだよ、クララ・アイラ
・・・俺が好きな奴だよ・・・
過去編「彼奴。(南イタリア視点」
今から、そうだな。俺がトーニョに占領されて間もない頃だな
「ロヴィーノ〜親分やでふそそそそそそそそそ〜」
「んだよ畜生め」
そんなトーニョの後ろに、彼奴が居た
クリーム色の髪は、今よりも短いけど後ろで結んで
今とはまるで違う活発な奴だった。第一印象
「なんやのんお父さん。うちだけやないんやね、それやってんの・・・ってかうちの事ほったらかしにしてんのこの子居ったからなんやなぁ」
「ええやんか〜。せやかて可愛えねんもんロヴィーノ」
「・・・ふぅん・・・」
「・・・」
クララは先ず、近付いて来て俺をまじまじと見つめていた
その時は大してなんの感情も無かったけど
「・・・クララ・アイラ」
「は?」
「うちの名前な、クララ・アイラ。マーシャル諸島やから遠いけどよろしゅう」
「仲ようしたってな、悪い子やないさかい」
「・・・」
トーニョがクララの頭をポンポンと叩く
国土的には俺よりクララの方が小さかったけど身長は彼奴の方が高かった
ほんの10cmだけど
「・・・ん」
「?」
「食えよちくしょう」
「ああ、ありがとさん」
「・・・ちぎー・・・」
「はは、ロヴィーノトマトみたいやん!ほな俺そろそろ出掛けるわな」
「ん、行ってきぃ」
ああ、確かあの日はトーニョが結構長く居ない日だった
大半の家事は彼奴がやってた。文句言わずにずっと笑いながら
・・・で、トーニョが帰ってきた
確かトランプして、俺が負けかけた時に彼奴帰ってきた
ルートと一緒に
「あぁ、お帰りさん」
「ん、ただいま。なぁクララ」
「なんや?」
「・・・こいつがルートヴィッヒな。仲ようしてや」
「・・・え?」
「・・・ああ、はいはいはい。ルートさんね」
・・・俺が知らないうちに、どんどん話が進んでたらしく
クララは涼しい顔でさ
「荷物纏めたやんな。ほれ、挨拶」
「よろしゅう。うち、クララ・アイラ。マーシャル諸島や」
「・・・ルートヴィッヒ・バイルシュミット、ドイツだ」
「ん、知っとる。行くんやったらはよ行こ」
「・・・お、おい待てよ・・・」
「ん?」
「お前・・・」
「あぁ、言うてなかったよな。うち、今日からルートさんちの養子」
は?
養子?
「バイバーイ。また逢おなぁ」
待てよ
行くなよ・・・
こんな気持ちになるって事は、俺、もしかしたら・・・
・・・で、あれから何十年も経った
彼奴は帰って来たけど
・・・今の彼奴になってた
受け入れたくなかった
だから、最初は避けてた
・・・何で、許したんだろう
今の彼奴を
容姿とか、性格とか、関係無かった。多分
昔に戻ってほしいからだと思う
ーENDー
あれ、兄貴の過去?
要は、昔のクララはこんな奴ですw
ロマーノ大好きな皆さんに詫びます
全力でorz=3