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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】泡沫に消える。 ( No.2 )
- 日時: 2011/08/24 16:35
- 名前: 蒼亜 (ID: glYNRe/q)
綿飴みたいにふわふわしている白銀の髪。死んだ魚の目と皆に言われているやる気の無い血赤色の双眸。性格は雲の様にふわふわしていて掴み所の無いがその整った顔と誰にでも隔てなく接するその気軽さで私の幼馴染はモテている。すっごく。
「さ、坂田先輩の幼馴染の方でしたよね」
これ渡していただけませんか?
朝から私は苛立っていた。理由は単純明快。銀時へのラブレターだ。こうやって銀時に渡してもらおうというのは一度や二度で無いからもう慣れているが御免被りたい。何か好きで好きな相手に人のラブレターを渡さなければいけないのか。最初は嫌で仕方無かったがもう慣れてしまった。胸の痛みにも。
「銀時、これラブレター」
昇降口から教室へ上がり先に来ていた銀時に突きつける。銀時が目を丸くしてえっ告白!?そんな俺は幼馴染とでしか……なんてほざくので頭にチョップを喰らわせた。痛ってェと喚きながら頭を抑えている。自業自得だ。
んじゃ、と銀時に告げてその場を離れる。自分の机に教科書やらを入れていると隣の席の高杉が不器用だな、なんて言うのでうっさいと言い放った。
(分かっているんだよ。 そんな事)
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