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その後もフェリシアーノは、ロヴィーノを説得しつつ、色々な人に電話をかけていた。

ルートヴィッヒの場合

フェリ「もしもしルート？フェリアーノだよ！」
ルート「フェリシアーノ？珍しいな、こんな朝に…何の用だ」
フェリ「えっとね、今日すごく晴れてるからみんなでピクニックに行こうと思ってさ。菊も行くんだよ！」
ルート「菊も行くのか？…わかった。俺も行く。お前らだけじゃ不安だ」
フェリ「ほんと？やったー！」
ルート「—行き先と時間は決まってるのか？」
フェリ「ううん、まだ決まってないよ」
ルート「阿呆かお前は！ったく…」
フェリ「え、だって急だったから…」
ルート「そういうときは、先にそういうのを決めてから電話するだろ…」
フェリ「は、はぁ…」
ルート「…じゃあこの前訓練した場所のとなりに広い公園があるだろ？
そこにしないか？時間は…11時20分にお前の家に集合でどうだ？」
フェリ「え…うんもちろんオッケーだよ！でルート、そこへは歩いていくの？」
ルート「当たり前だ！乗り物を使ったらなんの楽しみもなくなるだろ！」
フェリ「ほぉ…」
ルート「で、食料はどうするんだ？」
フェリ「菊がおにぎり持ってきてくれるよ！こっちでも何か用意するけど…」
ルート「じゃあ、俺も何か持って行くか…」
フェリ「じゃあタコさんウインナー持ってきてね！」
ルート「は、たこさんウインナー？」
フェリ「だっていつも食べてるじゃん」
ルート「バカ…あれはヴルストだ…何度言えばわかるんだ！」
フェリ「え、そうなの？じゃあそれ持ってきてね！」
ルート「おい！…切られた…やはり不安だ…」

アーサーの場合

アーサー「ピクニックねえ…俺はいいぞ？行っても」
フェリ「良かった！これで４人に増えたよ…」

ロヴィーノはまだ説得中のようだ

アーサー「じゃあ俺は手作りスコーンを…」
フェリ「え、えーと…アーサーには飲み物を頼めるかな？」
アーサー「え…あ、ああ…わかった…」

フランシスの場合

フラン「あれ、フェリシアーノか？フランス料理の出前ならいつでも受け付けるぞ」
フェリ「あ、ううん、そんなんじゃないだ…」
フラン「ほぉ…ピクニックねえ…。—アーサーは来るのか？」
フェリ「うん。さっき誘ったんだよ」
フラン「（よし！これでアーサーの奴をからかえる！）じゃ俺も行くぞ」
フェリ「わかったー。っと…フランシス兄ちゃんは何持ってくるの？」
フラン「決まってるだろ。兄ちゃん特製のフルコース料理を…」
フェリ「え、えーっと、そんな豪華じゃなくていいんだけど…」
フラン「？そうか…。じゃあ卵が結構あるから、それで色々簡単なの作るか…。」
フェリ「よろしくね！」