二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ〜正反対の最強双子姫〜参照1400突破!! ( No.365 )
- 日時: 2011/09/23 15:47
- 名前: 刹那 (ID: QxOw9.Zd)
- 参照: 日曜日は、兄ちゃんの運動会!!イナイレの曲、出てこいや〜!!←
円堂「今日、久遠監督とティアラに『次の試合は勝てない』って言われたんだ。」
冬花「お父さんとティアラちゃんが?」
ティアラ「確かに言ったよ。」
円堂「俺が精一杯走っても、世界から見たら、歩いてるようにしか見えないのかもしれない。実際、ティアラが超軽きで走っても、俺はティアラの姿さえ見えなかった。」
ティアラ(へぇ〜、そうだったんだ。)
円堂「だとしたら俺、もっと力とつけなきゃいけない。正義の鉄拳を超える必殺技を、身につけなきゃ!」
冬花「何か…新しい技があるの?」
円堂「いや…それが全然。正義の鉄拳は、拳を正面から叩きつけていく技で、これが一番力が加わる筈何だ。でも、それを超えるにはどうすれば良いか、分かんなくて…」
すると、冬花は手の形を変え始めた。
円堂「何やってんの?」
冬花「あっ、うん。グーじゃなくて、チョキとかパーとかだと、どうかなぁっと思って…」
円堂「そっか。手の形を変えてみるってのもありか。」
冬花「あっ…でも、何か単純だよね。」
円堂「いや、どんな事だって、試してみなきゃ分からないさ!」
円堂と冬花はパスを始める。ティアラは、ベンチに座って様子を見ている。冬花の蹴ったボールが、どこかに行ってしまった。
冬花「あっ、御免なさい!」
円堂「ドンマイ!」
冬花「私とじゃ練習にならないね?やっぱり、ティアラちゃんの方が…」
ティアラ「冬花、気にしなくて良いよ。」
冬花「有難う。…ボールって丸いから、どこを蹴ったら良いか分からない…」
円堂「分からないって事は、どこから蹴っても良いって事さ!だからサッカーは面白い!どこから蹴っても…どこから…蹴っても…?正面からだけじゃない…!!!」
ティアラ(何か掴んだようだね。)
円堂「それだ!!」
冬花「えっ?」
円堂「正義の鉄拳を超える必殺技のヒントが、俺、何となく見えた気がする!!有難う!!冬っぺ!!」
円堂(もっと強く…ボールに力を加える方法を見つければ…)
円堂は、タイヤを相手に特訓を始めた。
冬花「私…少しは役に立ったのかな…?」
ティアラ「そうみたいだよ。」
ティアラがそう言うと、冬花は微笑んだ。
円堂(強く!!強く!!強く!!)
その時、強い風が吹いた。円堂が驚いた途端、何かが起こった。
冬花「何が…!!」
円堂「このパワー…俺、今何を…?」
ティアラ(やっぱり、守は面白いなぁ。)
円堂「お待たせ!こいつを取りに、家に寄りたかったんだ。」
ティアラ(ここが守の家…でも、私の家は…もう無いんだ…)
円堂「ティアラ?どうしたんだ?」
ティアラ「う、ううん!何でもないよ!それより、それは?」
円堂「祖父ちゃんがサッカーについて書いたノート何だ。俺の必殺技の原点。だから、新しい必殺技のヒントになるかもしれないと思ってさ。」
ティアラ・冬花「「シタタタタン、ドババババーン…」」
円堂「えっ?2人とも、祖父ちゃんの字、読めるの?!」
冬花「うん、全部じゃないけど…」
ティアラ「私は全部読めるよ。」
円堂「スゲぇ!!俺意外に読めたのって初めてだぜ?!」
その時、冬花が突然震えだした。
円堂・ティアラ「「冬っぺ/冬花?」」
円堂「どうかしたのか?」
ティアラ「大丈夫?」
円堂・ティアラ「「冬っぺ/冬花!!」」
その時。ノートが落ちた。
冬花「守君…ティアラちゃん…」
円堂「大丈夫か?」
ティアラ「具合でも悪い?」
冬花「ちょっと・・・疲れちゃったのかな…」
円堂「俺が…特訓付き合わせちゃったから…」
冬花「ううん、もう大丈夫。」
冬花は、落ちたノートを拾い、円堂に渡した。
冬花「はい。」
円堂「良かった。」
冬花(何だろう…?この気持ち…)
円堂「さぁ、合宿所に戻ろう!早くしないと、晩御飯無くなっちゃうぜ。今日は有難うな!冬っぺ!ティアラ!」
円堂がそう言うと、2人は微笑んだ。
ティアラ(あれ?私、何で守のお祖父様の字、読めたんだろう…それに…冬花とも、どこかで会ったような…)
円堂「ティアラ?どうしたんだ?」
ティアラ「何でもない!」
第15話終わり!!