二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 〜続・イナイレ*最強姉弟参上?!* ( No.217 )
日時: 2011/09/26 18:28
名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)

第23話


天河原が、本気になった。

しかし、雷門イレブンは未だに天馬、西園、神童しか勝利を掴もうとしていなく、押され始めている。

神童がマークにつくと、相手に打っ飛ばされた。そこから始まった、天河原のサッカー。

ラ「あのキャプテン、優しそうに見えて案外勝利への手段を選ばないことで知られているわ。」

テ「え?!ラフプレイヤーの塊じゃん!!!!」

鈴「…他の選手達が動かないのは、ラフプレーに恐れをなしているから…なのか?」

月乃が顔を上げた。その目は雷門中のゴール前を見つめている。攻め込まれていて、神童はDFラインを下げろと指示を出していた。

しかし、チームメイトは反応しない。

剣「…無様だな、キャプテン…。」

神「…ッ!」

剣城の声は聞こえなかった。それでも神童は悔しそうな顔をした。

すごく遠い親戚の彼女は、呟いた。


月「…19人。」


剣「!」

——彼の、すぐ後ろで。





月「雷門中の味方では無い8人、相手チームの11人。合わせて、フィフスセクターに逆らおうとしている3人は19人の敵と戦わないといけない。」

剣「お前、何時の間にここに…!!!」

円「!」

音「杏樹ちゃん!」

マネ「!?」

月乃は、澄まし顔でベンチの彼等を見つめた。が、突然目を見開きフィールドを凝視する。

それを見て、円堂や音無、マネージャー達もフィールドを見つめた。濃い紫の煙の様な物が、大きな鳥を形作った。

天河原中の隼の、、、化身。

月「…ぁれは。」



一瞬、剣城の目が赤く光った。




橘「っ!」

背筋を走る寒気。背中がうずうずして、橘は慌てて観客席へ続く階段を上る。

一瞬、見間違いかと思った。が、それは本当にカン通りで。

橘「ファ…ファルコ…?」

声が震えた。ごくり、と唾を飲み込み一歩一歩進む。とソフィアの声が聞こえた気がした。

橘「いや、もう天界に帰ったもんね…」

ソ「いるけど?」

橘「…」

振り向く。ソフィアが立っていて、後ろで金色の光が風に消えていた。何で、という質問は言葉にならない内に消える。

流石ですね、と称賛の言葉をかけた。

ソ「悪魔…まさか本当に天上界の物を…。」

その視線の先には、ファルコ・ウイングを蹴った隼の化身の姿。やがて化身は消え、彼は一回大きく呼吸をした。

その前では化身を使いこなせず疲れるだけの神童。

ソ「…あれが地上での姿…。」

橘「っねえ、ソフィアは化身だけじゃわざわざ来ないでしょ?やっぱり悪魔が動きそうなの?」

ソ「動きそうな気配を感じて来たの。」

真面目な顔で彼女は言って、再び視線をフィールドに向けた。

ソ「…私、試合が終わるまでここに居るから。」

その言葉に、一緒に試合を見れる嬉しさを橘は表情に表し、笑顔で「うん!」と返事をした。


*あとがき*
時間が無い(泣)
アニメ見ながらだと全然進まない…。