PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〜続・イナイレ*最強姉弟参上?!*参照1000突破!!! ( No.340 )
- 日時: 2011/10/20 00:17
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
第36話 聖なる光と独りじゃない
月「———…っ、」
爆風に思わず顔を腕で覆う。ボールはしっかりと足の下に置いて。
しかし、技は風だけでは無い。風は炎となって月乃を囲み、焼け焦すかの様に纏わり付く。
磯?「大人しくボールを渡せ!!!」
神「月乃ッ!」
炎は黒い、彼女の何もかもを焼き尽くそうとしているかの様に。ただ、その悲鳴をあげそうになる炎の中で彼女は静かに目を閉じる。
月「…全てを滅ぼすのが悪魔、それを阻止して人間を守るのが…」
磯?「!?」
その先の言葉は聞こえなかった。
風が広がって行く。
それは一瞬で、そしてただ黒い炎を吹き飛ばすだけの優しいもので、そう例えるならば———微風[ソヨカゼ]。
月乃は瑠璃色の瞳で磯崎をしっかりと見据えた。まるで次の一手を待っているかのように。
ならばと磯崎が飛びかかると、彼女は万能坂ゴールを目指して走り出す。視線を剣城に向けた。
立ち上がっている剣城は月乃と視線が合うと自信ありげな笑顔をよこす。そして彼女に平行して走りだした。
視線で彼にシュートする様に言った。彼の了解が出ると…途轍もないスピードのパスを出す。こうして磯崎を撹乱させるのが狙いだ。
剣「はぁぁぁぁっ!!!!!」
ソ「!聖剣ランスロット…」
デスソードが放たれた、相手のゴールキーパーも化身技で対応する。
月「…ホーリーソング—…」
月乃が口を開いた。ただ、声は聞こえない。
不意に剣城が違和感を覚える。追い風を受けているような感覚、自分の力が無駄なく全てシュートに向かっている。
そして相手の力が弱まっていた…。
剣城のデスソードがゴールネットを揺らす。瞬間に沸き上がる会場。
2−3、雷門が1点を返す。
*つづく*
短くてごめんなさい!
PR