二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:   虹の錬金術師、 ( No.14 )
日時: 2011/09/06 18:38
名前: 緋音 ◆gqg2KDGBVg (ID: dfKYMG8n)


+*+ポコすけ+*+


薄桜鬼はどうなん??(´・ω・`)
ほかにはDグレとか、ポコすけもハガレンかくか??


+*+火矢 八重さん+*+


コーネロ→コロネ→でも美味しくない。
というのが脳内でのコロネさん方程式でございます(((
ギャグ抜群ですか。そう言っていただけると、誠にありがたいです★



     
           - 3話 -
        【その少女、噂の錬金術師】




「“鋼の錬金術師”、エドワード・エルリック!!!!」


誰かがそう叫べば、大勢の人々が一気に鎧に詰め寄った。少女は遠くから見守っている。一方の鎧は、何故かわたわたと慌てている。でもって、金髪の少年から、物凄いオーラが出ている(気がする)。


「いやぁ、あんたが噂の天才錬金術師!!」

「なるほど!! こんな鎧を着てるから、ふたつ名が“鋼”なのか!!!」

「……あの、ボクじゃなくて……」


鎧はそろりと金髪の少年を指さす。
全員がそちらを向けば、全員が同じような顔をした。そして、全員が同じようなことを思った。


「へ?? じゃあ、あっちのちっこいの??」

「——誰が豆粒ドチビかぁーーーっ!!」


金髪の少年——、鋼の錬金術師と呼ばれるエドワード・エルリックは、鎧の方ではなかったらしい。エドワードは自分をチビ扱いした物に、罰を与えている。
少女は苦々しく笑いながら、鎧に近づく。


「でも、鎧さんも錬金術使えるんですね!!」

「へ?? あ、うん。……も、って事は、君、錬金術が使えるの??」

「まぁ、そんな感じですね!!」

「へぇ。そういえば、最近、有名な錬金術師がいるよね!! 確か……虹の錬金術師、だっけ?? 大衆のためにある錬金術師だって、噂に聞いたよ。すごいよね!!」

「……アハハ」


苦々しく笑いながら、少女はそれを適当に流す。
そんな時、エドワードの制裁時間が終わったようだ。ゼーハーと荒い息をしながらであるが、自分で自分を指さし、青筋を浮かべながら言った。


「オ・レ・が!! “鋼の錬金術師”、エドワード・エルリック!!」

「ボクは弟の、アルフォンス・エルリックです」

「し、失礼しました……」

「エルリック兄弟かぁ。そういえば、私も聞いたことがあるなぁ」

「あ、そういえば、君の名前はなんていうの??」


アルフォンスが少女に向かって尋ねる。
顎に手を当てて呟いていた少女は、アルフォンスを見ると、ニッコリと微笑んだ。


「私は、アリア・ガーネットです。んーと……噂では、“虹の錬金術師”とか呼ばれる錬金術師です!!」

「へぇ〜……ってえぇぇえっ!!?」


アルフォンスがかなり驚いている。
すると、急に店の主人や周りの客も騒ぎ始める。エドワードは、珍しいものでも見るのかの様に、アリアを見ている。


「虹の錬金術師!! こっちも聞いたことがあるな!!」

「大衆のためにある錬金術師!!」

「知能・身体能力・心。誰よりもずば抜けている!!」

「容姿はあまり見ないような物、とも聞いたことがあるぞ??」

「あ、目の色はなかなか見ねぇもんなぁ」

「アッハハハハ……」


アリアはにっこにっこと笑いながらそれを流す。
そんな時だった。アリアの視界に入ったのは、1人の少女だった。アリアの瞳と同じような、変わった髪をしている。


「こんにちは、おじさん。あら、今日はなんだかにぎやかね」

「おっ、いらっしゃい。ロゼ」


“ロゼ”と呼ばれた少女は、カウンターへ近付くと、財布を取り出す。
アリアはそんなロゼを、「可愛いな」なんて思いながら、じーっと見つめていた。ロゼは購入した物が入った袋を抱えると、改めてアリア達の方を見た。


「あら、見慣れない方々が……」

「錬金術師さん達だとよ。そっちの金髪のボウズと鎧さんは、探し物をしてるそうだ」


主人が言えば、ロゼは満面の笑みを浮かべた。


「探し物、見つかるといいですね!! レト神の御加護がありますように!!」


そう言うと、笑顔で去っていく。
アリアはそんなロゼの背中を、温かく見送った。他の客達も、何処か微笑ましそうである。


「ロゼもすっかり明るくなったなぁ」

「ああ。これも教主様のおかげだ」

「……明るく、なった??」

「あの子ね、身よりもないひとり者の上に、去年事故で恋人まで亡くしちまってさ……」

「あん時の落ち込みようといったら、可哀想で見てられなかったよ」

「そこを救ったのが、創造主たる太陽神レトの代理人、コーネロ教主の教えだ!!」

「生きる者には不滅の魂を、死せる者には復活を与えてくださる。その証拠が、“奇跡の業”だ!!」

「お兄さんとお譲ちゃんも1回、見に行くといいよ!! ありゃまさに、神の力だね!!」


嬉しそうに言う客達の姿に、アリアは何処か懐かしさを覚える。
まさしく、自分と“あの人”に似ていると思ったのだ。そう思えばアリアは、その噂の“コーネロ様”に会ってみたいと思えるようにもなってきた。


「……うしっ!!」

「お、譲ちゃん。行くのかい??」

「はいっ!! ちょーっと見てみたいなぁ、って思いまして!! ま、奇跡の業になんて興味はないんですが」

「え?? じゃあ、何を見に行くんだい??」


そんな質問が耳に入ってくれば、アリアは意味ありげに微笑んだ。





「“コロネ様”とやらをですよっ!!」

「「「コーネロ様だってば」」」



 +*+*+*+*+*+



やっとかけた……。
更新するのって結構大変ですよね…(・ω・汗)
でも楽しいからやめれないって言う((←