二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:   虹の錬金術師、 ( No.17 )
日時: 2011/09/08 20:22
名前: 緋音 ◆gqg2KDGBVg (ID: frNsUPKP)


+*+伊莉寿さん+*+


はじめまして、伊莉寿さん!!コーネロをコロネコロネと書いていたらコロネが食べたくなった緋音と申します!!((←
ハガレンいいですよね♪私も、いつになってもハガレンだけは大好きです!!
小説を書いておられるのですか!!よし、またコメ行きます!!!
アリアおもしろいですか??そう言ってもらえると、私もアリアも嬉しい限りです!!
「コロネ様」ネタ、好評なようでよかったです♪
誠にありがとうございます!!これからも頑張っていきます!!


+*+火矢 八重さん+*+


お久しぶりです、火矢 八重さん!!
はい!!頑張ります!!
続きが木にn((ry)コホン。続きが気になると言っていただけて、誠に嬉しいです!!
火矢 八重さんも頑張ってください!!後々コメ行きます★



          
           - 4話 -
          【彼女の怒り】



『“コロネ様”とやらをですよっ!!』


勇ましく店から離れたアリアは、1人溜息をついていた。
教会への道が分からない。はっきりと断言した自分を恥ずかしく思う、なんてアリアは思いながら、あたりをきょろきょろと見回し続けている。そんな時だ。前方から、すごい騒ぎ声が聞こえてきた。


「??」


アリアは疑問符を頭に浮かべると、ゆっくりと前方へと歩いて行く。
——そこは広場だった。何人、何百人、何千人といった、数え切れない程の人が、ある一点を見つめている。アリアもその視線の先を見れば、そこにいたのは1人の老人。頭に髪はなく、その指にはめた指輪で、異様な“錬成”をしていた。


「いやいや……錬金術じゃん、アレ」


げんなりとした顔でアリアはいう。老人——コーネロは得意げにその錬成をしているが、どう見たって錬金術らしい。先程アルフォンスが錬金術を使ったときの様な変成反応が起きているのだ。
そしてアリアは、コーネロに目を向ける。“あの人”と似ているかと思えば、全く似ていなかった。アリアは小さく溜息をつく。


「……騙されてんなぁ、皆さん」


騒ぎ続ける街の人々を見ながら、アリアは小さな声で呟いた。
そんな時に湧き上がってきた気持ちは、“傍観するか”というのでもなく、“助けてあげようか”という意志でもなく。


「……はははっ。コロ……違うな。コーネロさん、ぶっ潰してやるかぁ」


虹色の瞳がギラリと輝く。その目つきが変わっている事に気づく者は、はたして何人いるのだろうか。
ふと、アリアは先程のロゼを見つける。その姿をとらえれば、アリアは即座にロゼの肩を叩いていた。ロゼはアリアを見ると、とても嬉しそうに微笑んだ。


「まぁ、貴女は先程の!! どうです? やはりコーネロ様は素晴らしいでしょう??」

「……アハハ。ロゼ、さん」

「はい?? どうしましたか??」


にっこり。
男が見れば。否、違う。ロゼの頬も赤くなっている。誰が見ても惚れるであろう、特別な極上スマイルをアリアは見せた。



「コーネロさんの所、連れてってくれるかな??」




——彼女に湧き上がった気持ちは、彼女なりの“怒り”。