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+*+ポコすけ+*+


ごめんごめん。でもこれからもこんな事あると思う(・ω・｀)
気分更新だし。注意事項に更新不定期って書いてあるから勘弁してくれぃ。



　　　　　　　　　　　　-　5話　-
　　　　　　　　　　　　【到達】


途中でエドワードとアルフォンスも遭遇し、4人と1人の師兄はコーネロとやらの所へ向かっていた。
その間アリアはずっとイライラしていて、近くにある物や壁を蹴ったりして、なんとか人に八つ当たりしそうなのをこらえていた。


「……アリア、さん?　だ、大丈夫?」


「え?　よくわかんないけど、大丈夫……か、なっ!!!」


近くにあった箱を思いっきり蹴りながらアリアはいう。ロゼはひきつった笑みを見せる。
案内役の師兄が扉を開けると、4人は順に中に入っていく。中に入れば、師兄がとても綺麗な笑みを見せた。


「教主様は忙しい身でなかなか時間がとれないのですが、あなた方は運がいい」


「わるいね、なるべく長話しないようにするからさ」


エドワードが言うと、さらに師兄は意味ありげな笑みを見せる。
バタン、と扉が閉まったのと、師兄が懐から何かを取り出そうとしているのはほぼ同じタイミングだった。


「ええ、すぐに終わらせてしまいましょう。……このように!!!」


「っ!!」


師兄が銃を取り出して、アルフォンスの鎧の頭部分を撃つ。勢いでか、アルフォンスの体も続けて倒れた。
エドワード、アリアがアルフォンスに近づこうとすると、他の信者であろう者に止められる。


「師兄!?　何をなさるのですか!!」


「……ロゼ、この者達は教主様を陥れようとする異教徒だ。悪なのだよ」


「そんな!!　だからと言ってこんなことを教主様がお許しになるはず……」


「教主様がお許しになられたのだ!!　教主様の御言葉は我らが神の御言葉……これは神の意志だ!!」


プツンッとアリアの中で何かがキレる。
————八つ当たりだけですむのもこれまでだなぁ、なんてアリアは内心で呟いた。


「へー。ひどい神もいたもんだ」


そう言ったのは先程撃たれたはずのアルフォンス。
その手は、師兄の持つ銃にかけられる。エドワードに向いているその銃をアルフォンスは取る。


「……おもしろいなぁ。でも怖い……」


アリアは小さく呟く。そしてすぐさま行動した。
自分の動きを止めている信者の後ろに一瞬でまわりこみ、手刀をくらわせて見事に気絶させる。おまけにかかと落としを一つ、つけておいてやった。


「はいっ、しゅーりょーっ!!」


「じゃねぇよ!!　おま……っ、後!!」


エドワードの叫び声に、アリアは笑う。背後に1人。
アリアは相手の足をかけて転ばせる。見事に信者の方はひっかかってくれた。倒れた信者に馬乗りになり、思いっきり顔面に1発食らわせれば、信者は見事に気絶した。


「ふ〜……。ちょっとスッキリ。……ホントはフルボッコにしたいんだけどなぁ」


最後はかなり小さな呟きだ。
アリアが周りを見回せば、残りの信者もエドワードとアルフォンスにボコボコにされていた。アリアはアルフォンスに近づく。


「大丈夫??」


「あ、うん!!　にしても……強いんだね、君」


「そうかな??」


アリアが笑えば、アルフォンスは大きくうなずく。


「……にしても、」


「え??」


アルフォンスが少し首をかしげると、アリアはにっこり笑った。
そしてアルフォンスの鎧を指さすと、そのままの笑みできっぱりと言い放った。


「なんで中身ないの??」



——————重い沈黙が訪れる。