二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.56 )
日時: 2011/09/22 21:53
名前: このみ (ID: ViM8jUbu)





番外編の番外編 「あたしのもの」


『あたしのもの』


「なにが?」
「なんでもない!」
「???」

『?』を(たぶん)いっぱい浮かべてるリクオの胸に、ピタッ、と顔をくっつける。

「どうしたんだい?ずいぶん甘えん坊だな」
「ふふ。いいじゃない」

未来のことを現在(いま)考えなくていい。
せっかく生まれ変わったんだから、今を楽しもう。
それに、リクオにはほかの女より、自分のことを考えていてほしい。
『いっぱいくっついて、甘えちゃお♪』

「それとも、あたしがくっつくのが嫌だとでも?」

くりっとした目をリクオに向ける。

(うわ…やべー)
もう襲いたくなる衝動を何度抑えているだろう。
当の本人は分かっていないようだが、今の星奈は色気たっぷりだ。
部屋の電気は付けていなく、月明かりだけでお互いの顔を見る。
雲が月を隠すのをやめ、ぼんやりとしていた視界が晴れる。
ピッタリとくっついているため、一番最初に目に映るのは星奈の顔だけだ。
くりくりとした瞳は怪しげに光っている。
その瞳は怪しくもあるが妖しくもあり、美しくもある。
もう一言では表せない。
それと同じ色をしたぷっくりと膨らむつやつやとした唇は、少しだけ笑っている。笑い方は自分に似ている。
つんと筋の通った鼻。手入れをしているわけでもないのにきれいにそろった眉。白い肌はべたべたしているわけでもなく、かさついているわけでもなく、吸い付くような触り心地だ。

『…満点パーフェクト、だな』

そのパーフェクトの女を今この胸に閉じ込めている。
今すぐにでも襲えそうだ。
しかし、いきなりそんなことをしたら絶対に平手打ちか蹴りをくらうだろう。
『手はだせねーよなー…』



しかし、今、手を出さないことに悔いはない。
嫌がろうと、
何を言おうと、




『ずっと俺の傍にいてもらうからな』










はい、ということで(どういうこと?)番外編の番外編でした。
最初は星奈視点を入れたんですが、やっぱりリクオだよなーと思い、途中からリクオ視点にしました。変でも気にしないでください★

この番外編は、お互いがお互いに自分の物だと心の中で叫んでいるものにしました。本編が全然進んでないのでだめかなー、と思ったんですが、ま、いっか★って感じで進めました。

本当は続きは書かないつもりだったんですが、雛林檎さんのご希望で書くことになりました。
面白かったですか?一回目より質がだいぶ落ちていると思うんですけど…。



また、番外編は書きたいと思っています!
それでわ!






〜星奈の宣伝〜




星「えーと、ずっと番外編が続いていたんですが、そろそろ本編が始まると思うので、そっちもよろしくです!」
リ「あー。別に宣伝なんかしてもしなくても人気無いからかわんねぇよ」
こ(このみ)「うっ…。ひどいこと言うね、リクオ…」
星「こら!リクオダメでしょ!」
こ「せ、星奈〜…!!!(ホロリ)」
星「ほんとのこと言っちゃあ!」
こ「(ぐさぐさーーー!!!)」
リ「俺より星奈のほうがひでぇよ…」
星「え!?嘘!?あたしなんかひどいこと言った!?」
リ・こ「「((天然…)」」
星「あれ!?作者のこのみちゃんがなんか血まみれだ!」
リ・こ「「((お前のせいだよ))」」
星「運ぶよ!リクオ!」
リ「え、これ(宣伝)このまま?」
星「あ〜。作者が血まみれなんで、これで!」
リ「えぇ!?」
こ「もうぐだぐだ…」