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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 薄桜鬼 狐の婿入り?【参照200突破感謝!】 ( No.32 )
- 日時: 2011/12/24 22:08
- 名前: 流夢 (ID: O72/xQMk)
拾弐話 「狐凛の誰かさん・続」
狐咲「全く。何処に行ったかと思えば、下界だったなんて」
狐「うっ・・・うるせぇな!別にいぃだろ・・・」
狐咲はやれやれとでも言いたげに首を振る。
狐凛はびくりと体を震わすと、千鶴の後ろに隠れる。
千「えっ・・・」
千鶴は当然のように驚く。
笑ったような顔を作ると、幹部達のほうを見た。
だが皆苦笑いしているか、そっぽを向いているかだ。
千鶴は助けてくださいと言いたげだ。
狐咲「ところで狐凛。新選組(ここ)はそんなに良い処だったの?お前が長居するなんて珍しいじゃない」
狐「そ・・・それはっ」
狐咲「鬼の娘(こ)も居るしね?」
千「へッ!?何で・・・」
千鶴はまた驚いた。
そして何故?という表情をつくる。
それに対し狐咲はやんわりと微笑んでいるだけだ。
その表情の中には密かに恐ろしさもある。
全てを見透かしているような瞳だった。
狐咲「狐の感は当たるものね。」
左「すげーな。狐の感!」
平「あぁ!もしかしたら何でも当たるかもしれねぇぜ!例えば・・・土方さんに仕掛けてあった罠を誰が仕掛けたとか!」
総「それは誰がやったかスグ分かってる筈だよね?平助」
狐「・・・母君、俺、こんな場所いやです」
狐凛はさも嫌だというように言った。
狐咲はふふふと笑う。
狐咲「そのようですね。でも此処に居る理由は・・・」
そこで区切った。
そこから先はもう分かっていますよね?と言うようだった。
狐咲がまた笑う。
その顔を見ると、狐凛はぶるっと身震いした。
【続く・・・
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