二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 参照2000突破!! ( No.179 )
- 日時: 2012/07/12 20:48
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
第50話 「思いがけない敵」
バスの中で行きの道を辿る。
森を進んでいるので途中大きな揺れが自分の体を揺さぶり軽く吐き気が…;
けど…こんな風に少し自分の気持ちに余裕があるのはエイリア学園を倒したというのもあるけど、きっと夕闇達が敵じゃなかったという事実が分かったのもあるのだろう。
なんで嘘をついて俺達の前から姿を消したのかは分からない…
だけど、決して俺達の敵ではない。
それだけで…今の俺には十分だった。
豪「さて…帰ったらどうする?円堂。」
円「そうだな…風呂入って飯食って寝て…」
疲れたからすぐに寝たいし腹減ったからすぐ飯を食いたい。
それでも一番最初に浮かんだ気持ちは…
円「風丸達に報告!んで…あいつらを探してやらなくちゃな!」
「倒した」と一番に聞いてほしい仲間、そして…もう一度会って話したい夕闇達。
鬼「あいつらの事情は知らんが…色々世話になったしな。」
懐かしい場面が頭をかけ走る。
綱「俺達は…」
少し寂しそうな顔をした綱海。
そうだ…綱海を始め、立向居、吹雪、浦部、木暮、塔子はそれぞれの家が違う場所にあるんだ。
地上最強のチームを作るために各地をこのキャラバンで移動して…色々な試合をして集めた皆。
今思えばエイリア学園が攻めてこなかったら彼らと会うことはきっとなかった。
綱海がサッカーを始めることはなかった。
吹雪が敦也と和解をすることはなかった。
木暮が人を信じることはもしかしたらなかった。
立向居がムゲン・ザ・ハンドを完成させることもなかった。
塔子が俺達と試合することもなかった。
浦部が一之瀬と会うこともなかった。
辛いことも沢山あって正直俺も投げ出したくなったこともあった。
けどそれ以上に嬉しかったことも、楽しかったこともあったんだ!
【エイリア学園が来るという悲劇がなかった、それもまた悲劇なのかもしれない】