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第６話　「金持ちの金銭感覚」

沙「広…；」

私が訪れたのは一般人の私が入っていいんですか？と尋ねたいぐらいの豪邸でした。

鬼「普通だろ。」

沙「金持ちが…ボソ」

さすが鬼道様、庶民の家は見たことありませんてか？引っこ抜くぞエビフライ。

鬼「そこで固まってないで入れ。」

沙「誰もが固まるだろ、何でこんなに玄関広いの？」

普通の家の５倍ぐらいはあるだろ。あぁきっと家の中はもっとすごいんだろうな。いっぺん破産しろ。

沙「おじゃましまーす。」

うわー鬼道なんかお構いなしに歩いてるし。

私なんか埃一つ落としてはいけないような感覚なのに。

鬼「部屋はどこがいい？すまない、空いてる部屋が５つぐらいしかない。」

沙「お前の感覚どうかしてるぞ。」

折角なんでベランダがあるお部屋に決めました。

うわーベットなんかフカフカじゃないですか。

こんな部屋で過ごしていいんですか。

鬼「さて、夕食まで時間がある。」

沙「あー私がこっちにきといてよかったな。」

鬼「やっぱりか…」

察しがいい鬼道君、そんな簡単には私は口を割らんぞ？

沙「お前的には朱音の方が良かったか？まぁあいつは口が軽いからな。」

鬼「それは安易に予想できる。」

おーい朱音、君が『様』づけしてる人に馬鹿にされてますよー？

沙「さぁ何が聞きたい？ある程度な・ら、答えるぞ？」