二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 参照2000突破!! ( No.197 )
- 日時: 2012/07/17 21:39
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
第3回 番外編 「2人の出会い」
今ではなんか四六時中一緒にいる感覚があるくらい毎回顔を合わせているが実際出会いの印象はお互い最悪だった。
4月
桜が綺麗に景色を色どる美しい季節【春】
「ねぇ早くクラス表見に行こうよ〜」
「馬鹿だね。あたしたちは入学式が先だよ。」
真新しい制服を身にまとい心を躍らせる新1年生を横目で受け流し自分はクラス表へ歩を進める。
沙「(ったくさぁ…何でわざわざクラス表を外に張り出すかな。A4ぐらいに印刷して渡してくれればいいものを…)」
くだらない事に紙を使うくらいならこのクラス表を見るためのラッシュを解消するための策に使え。
人混みが少し収まったのを見計らって見る。
【 ・
・
三枝 朱音
・
・
夕闇 沙羅 】
また出席番号最後か。ま、一番端になるから嬉しいけど。
それより問題が…【三枝朱音】と同じクラスだということだ。
ここら辺の中学ではそれなりに噂されている要注意人物。
自分から喧嘩をめったに売らないが、売られたケンカは全て買う。結果…売ったものと勝ったものも【全勝】。
まったく…面倒くさい奴と同じとは。
沙「(関わらなければいいだけの話だけどな。)」
ドゴ バキ
中庭の廊下を歩いていると何やら物騒な音が。
関わろうとも思っていないのだが…廊下のど真ん中で殴り合いされてれば嫌でも関わることになった。
もうちょっと人がこなさそうな体育館裏とか倉庫でやれっての←
まぁ目の前で殴り合いに加わってる人物とは…
数名の男子
女子1人
奥の方で縮こまっている女子(参加してないな)
んー予想的に殴り合いに参加してる女子は三枝朱音かな。だいたい殴り合いをやる女子なんてそうそういないから。
朱「っ…」
「さっきまでの勢いはどうしたよ?あぁ!?」
この人数相手に喧嘩を売る程馬鹿ではないだろう。
さしずめそこで縮こまってるやつが絡まれていて人助け程度に…というところか。
「【三枝朱音】の名なんて大したことねぇな!!」
あ、大当たり、やっぱ三枝か。
ダッ
縮こまってた名の知らぬ女子が逃げてった。
そちらに興味がないようで男子は三枝に殴る。
沙「(んー;流石に目の前でやられてて見て見ぬふりするほど冷酷な人間ではないんだなー)」
タッ
「これでしめぇだ!」
ドス ガッ ダン
沙「いや、お前がな。」
さっきの効果音は何かって?
私がひざ蹴りを腹にお見舞いしてそのまま足を天高く上げ顎に直撃、最後に脳天へ踵落としをクリティカルヒットさせた。
「何だてm「いや、お前が誰だ。」ゴフ!」
「ちっ覚えてろよ!」
いいことを教えてやろう、その台詞は負け犬が吐く言葉だよ☆
沙「始業式早々物騒だなオイ。」
本当、私の平和ライフが崩れたらどうしてくれんだ。
朱「…………」
沙「助けてやったのに礼もなしか?」
傷だらけで押し黙る三枝。
感謝の言葉ぐらい言えっての。
朱「助けろなんて言ってない。」
はい、来ました。
格好悪い所を助けられると言いたくなる屁理屈No.1の言葉。
沙「じゃあ私が手を出してなかったらお前は今頃どうなってた?」
無視を決め込む三枝。お前にも脳天ぶち込んでやろうか?
沙「ま、いいけど。それよりあんたさ…誰かれ構わず喧嘩買うのとかやめたら?勝ち目がなかっt「うるさい!ああやって人から金を取ることしかできない奴よりましだ!!」あ、かつあげされてたんだ。」
すんごい剣幕。やめてー私こわーい((棒読み
朱「だいたいお前にそんなこと言われる筋合なんてないんだよ!!」
助けてやったのにその言い草かーい。
お姉さんそろそろ怒っちゃうぞ?
朱「それに、お前みたいな根暗に助けられるなんて一生の恥だ。」
ブチ
沙「ん?今何て言った、もう一度言え。」
ガシ ギギギギ…
手と手をがっちり組んで2人とも喧嘩腰に自然となる。
朱「お前みたいな根暗に助けられるなんて一・生・の恥だ!!」
沙「喧嘩…売ってんのかてめぇ!!」
そこからまたもや殴り合いの喧嘩。
最終的にチャイムが鳴って先生がいないことを不審がり探したら殴り合っていたので職員室で説教。