ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

沙「で、ここのYにこの式を代入して…」

円「できた!!ありがとな。ニカ」

沙「いえいえ。」

一回飲み込めばできるのに…理解するまでが苦労するな。

豪「教え方が上手いな。」

吹「教えるには人より３倍以上理解しなくちゃいけないというのにね；」

沙「褒めても何もでないぞ。」

ボフッと音を立てながらクッションに頭を押し付け寝転がる。
朱音はなんだかんだ言いながら一緒にやっていたりしてるんだなこれが。（鬼道にコピーしてもらったらしい）

沙「…鬼道、応用問題やってみるか？」

鬼「遠慮しておく。お前のは【応用】だけじゃなさそうだ。」

何と失礼な。
基礎を理解していれば分かる…はず。

春「皆さーん!!アイス食べますか？」

一斉に手を伸ばしアイスを求め始める。
さっきまでの深刻な顔はどこに行ったのやら…

些細なことで笑顔になれる。
それはとても大切なことで…必要なこと。

よく【考えが変われば人生も変わる】とか言われないか？
何事も楽観視すれば楽しいし、マイナスに考えればどんどん堕ちていく。

こうやってアイスを貰うだけで笑顔が溢れる、誰かの一言で笑う。

私もできればよかったのに…








　　　　　【運命】
　　　　　 それは定められた時の中で構成されていく一人の人間の生涯。

　　　　　　　　　　　 〜ＥＮＤ〜