二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 エイリア編完結!! ( No.239 )
日時: 2012/08/11 16:45
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

第1話「バリエーションを増やしてどうする」

帰宅部の私は放課後の活動に無縁の為ある場所へと歩を進めていた。
1人暮らしなので生活費等の金の管理さえ自分の責任だということを少し忘れており、この間銀行から下ろしてくるのを忘れてしまってという状況なのだ。

あいつがいたら…きっと腹を抱えて笑っていただろうなぁ;


私がこの世界に戻ってきた日は月曜だった。
無様に死んだ日は金曜日だったのを覚えていたため、カレンダーを見て放心状態へと陥ったのをよく覚えている。

あの日から3日しか経っていなかったのだ。
適当な神が珍しく気をきかせての行動だったのかもしれないけど、喪失感しか私の心に残っておらずたっぷり10秒ぐらいベッドから降りられなかった。

そう、その時と同じくらい今の私は状況を判断できていない。

男「撃たれたくなかったらさっさと金をよこせ!!]

あーこれは何だ?一般的に言う「強盗」というやつなのか?
よし、順を追って考えてみよう。

1、お金を下ろしに銀行へ行った。
2、覆面男計3人が入ってきた。
3、ものの見事に全員人質とされた。
4、なぜか運悪く銃口を向けられている。

どーしよ、どーしよ。

男「殺してやんなきゃ分からないのか!?!!」

そういった瞬間私の視界が傾いた。
少し遅れて聞こえてきた銃声と劈くような悲鳴、視界がだんだん暗くなり、火薬の臭いを感じた。

ドサ






沙「……………」

ここまでが今にいたる経由。

目の前に広がる自然豊かな風景に少しばかり見覚えがある。

プルルルルルル———…

恐る恐る出てみた電話の相手は…

『もっしもーし♪皆のk プツ…ツ—ツ—』

パタン

そっと携帯を閉じた。

沙「…死に方のバリエーション増やしてどうすんだ!!」

夕闇沙羅、銀行強盗の犯人に銃殺され、またもやこの場所にやっきた。