二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 第2章更新中!! ( No.266 )
日時: 2012/08/18 20:49
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

第5回 番外編「殺戮兵器」

朱「沙羅!!今日のおやつは私が作るね。」

沙「いや、もともとおやつというのはなかったはずだが。」

選手の事を考えろー糖分取り過ぎ良くないよ。

………ん?;

沙「え、お前が作んの?;」

朱「よし、ケーキを作ろう!!」

え、何?最近無視がはやってんの?




沙「なぁ…突っ込んでいいか?」

只今道具から材料まで自分で買いたい!!と言い張る朱音に付き合っている。(まぁ一人だと色々不安だし。)

朱「んー?あ、これもいいなぁ///」

沙「まず!!道具を買うのになぜホームセンター!?そしてごついドリル見て「いいなぁ///」とか頬を赤らめて言うな!!」

材料を買うっていってもどうせケーキ用の型だろうと安心していたのが間違いだった。
思い出せ…こいつは修学旅行で誰でも作れるはずのカレーにおかしな物をいれてもれなく殆どの人を病院送りにしたやつだ。
次は何をする?阻止するんだ…円堂達が危ない!!

ゴチャァ

朱「とりあえずこんなものかな?」

ドリル・鎖・絵具・ドックフード・ヘリウムガス・ケーキ用の型…

沙「熊でも解体する気かよ…」

吹雪君が喜んで狩ってきてくれるんじゃないかな。

朱「材料はさっき買ったし戻ろうっか!!」



キュッ

朱「ど?エプロンも買ったんだぁ///」

ごめん、エプロンは可愛いが物騒な工具の隣で「キャッキャ」言われても恐怖しか感じられないよ。

沙「…私は見てるだけにしようかな。」

なんかもうこの材料だと私が手を加えたとしても悲惨な物にしかならない気がする。

朱「そう?2人なら…2、人?」

沙「(やべっ)さっさと作れ、選手たちが練習終えるまでにな。」

朱「?まぁいいかww」

ガサガサ

朱「では…卵をボールにいれます。」

コトン

お、おい…割らずにいれてどうす、る…?

朱「ニコ…ドリルで一気に混ぜれば時間短縮☆キュイイイイン!!!!」

沙「待て!!まず殻と中身を分けろ!!;」

朱「同じ鶏。差別したら可哀そうだよ、それに栄養ありそうじゃん。」

ない!!私が保証する、殻に栄養とかないから!!

朱「では、小麦粉を入れて…」キュイイイイイン!!

もう突っ込まn…

朱「ピーナッツの代わりにドックフードを入れます☆」

沙「それ犬のご飯——!!!!!」

朱「そして空気より軽く柔らかい舌触りになるようにヘリウムガスを生地に投入!!」プシュゥゥゥ…

ごめん、皆…

朱「あとはこれを電子レンジに突っ込む。」

何とかして電子レンジに入れたら鎖で堅く固定。
鎖はそこで使うためだったのか…

キュイイイイン…

朱「よし、クリーム完成!!」

沙「…何いれたんだ?」

見た目は一見ただの白いクリーム。

朱「えーと…砂糖・生クリームのもと・あとなんかまとまらなかったからよくある納豆のネバネバを少し。あぁ!!」

沙「ど、どうした?;」

チュルルルル——…

朱「絵具で着色するの忘れてたwwいやー白だと味気ないなぁと思ったからカラフルにしようと思って。いい考えでしょ?」

沙「あぁカラフルにしようとするはいいな。けどさ、絵具は食べ物ではないのです。」

朱「問題ないさ☆」

チン

ヌリヌリヌリ——…



朱「かーんせい!!」

まじごめん。流石の鬼道君や不動君でもポーカーフェイスできないんじゃないかな。

朱「沙羅、皆を呼んできて。」



円「うわーうまそうだな三枝。」

食べて御覧、死ぬから。

豪「クリームがカラフルで可愛いな。夕香に作ってやりたいから作り方を教えてくれないか?」

絵具で着色するだけですよ豪炎寺さん。

緑「大丈夫?顔色悪いけど…」

沙「………大丈夫じゃなくなるのは君達だよ、きっと。」

「「「いただきます!!!」」」

沙「私を怨むなよ…;」





その後イナズマジャパンの皆が病院へ搬送されたのは当然の結果だった。