二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 第2章更新中!! ( No.272 )
日時: 2012/08/19 21:11
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

第10話「その治療法痛いよね」

秋「いよいよね…」

緊張した顔で選手を見守る中、イナズマジャパンの2回戦目【デザートライオン】との対戦が幕を開ける。

さて…

朱「吹雪君が…吹雪君がこの回で…グス」

沙「(朱音が砕け散るぞー)」


ピィィィ———…


けたたましいホイッスルの音が会場に響いて試合スタート。
どこか余裕の表情を見せる相手チーム。


その意味を選手たちはこれから味わうことになる。






ヒ「ハァ…ハァ…」

緑「クソッ…」

冬「皆…疲れてる。」

相手が息を切らしてない一方でこちらは大分疲れがでている。

朱「流石、カタールの灼熱の暑さの中で練習しただけあって。」

沙「持久力は並外れている。」

前半でこの状態となると…

ピィィィ——…

『ここで前半終了!!デザートライオンは余裕の表情ですがイナズマジャパンどうする!?』

解説御苦労さま。

チラ

虎丸君、そろそろ君の出番だよ。

緑「っ…」

朱「みどりん、この持久力の差は自分の所為じゃないよ♪生まれ育った土地が恵んでくれた力なんだからさ。」

いーこと言うね朱音ちゃん。
お前のその馬鹿力はどこで恵んでもらったのか…

『さぁ、後半が始まります!!』

沙「カルシウム代わりに煮干し食べる?」

豪「なんでだ?」


『イナズマジャパン選手交代!!代わりに出てきたのは…宇都宮虎丸!!』

持ち合わせのボディバランスと出前で鍛えられた足腰。
相手チームのDFを容易にくぐり抜けシュート…

それは同点に追い付かれても変わらない。

虎「…豪炎寺さん!!」

豪「!!…」

やっぱりカルシウムいるべきだったんじゃないかな。

ドンッ!!

ピ——!!

虎「ってぇ…何するんですか豪炎寺さん!!」

ですよね。
けれどその強さが豪炎寺さんの思いです。

豪「さっきから何だそのプレーは。試合時間は残ってないんだぞ。精一杯…自分のベストのプレーをしろ。」

虎「これが俺のベストです!!俺のアシストで皆が点を取る…それが一番なんです。そうすれば皆の活躍の場を奪うこともない…皆楽しくサッカーができる!!」

豪炎寺さんの地雷を踏みました。

豪「!…ふざけるな!!そんなサッカーは本当の楽しさじゃない。見ろ…ここに集められたのは日本中の最強の仲間達。そして、敵は世界だ!!」

決め台詞来ますよー

豪「俺達は勝つために戦っている、それを忘れるな。」

虎「………」

円「そうだぞ虎丸。全員がゴールを目指さなくちゃどんな試合にも勝てないぜ。もっと俺達チームメイトを信じろって!!ニカ」

君も知ることになる。円堂守という人物の輝きを…
かつて朱音と私がそうだったように。

たとえ君達が忘れても私をお前達を一生忘れない。
あの笑顔になれた日々を…

円「今のその気持ちを全部サッカーにぶつけろ。俺達が受け止めやる。」

虎「キャプテン…」

鬼「虎丸…ここにはお前のプレーを受け止められない軟な奴はいない。」


虎「いいんですか…俺思いっきりやっちゃっても!!ニヒ」

朱「可愛い…すでにお姉さんの心をときめかせちゃってるよ!!」

沙「きもいから止めろ。」

雰囲気台無しだ。

豪「フッ…俺を驚かせてみろ虎丸!!」

虎「はい!!」