二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 第2章更新中!! ( No.280 )
日時: 2012/08/22 22:31
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

第13話「亀裂」

風「しょっ…」

朱「ストレッチしてる風丸さんhsh((殴」

沙「自重するのを強くお勧めしまーす。」

危ないよーここに危ない人がいるよー
風丸君お得意の足の速さで逃げて—

朱「…ねぇ本気で聞くけどさ。」

沙「何さあらたまって。」

どっこらせ。ドリンクの容器だけでも重いのにこれにスポーツドリンクが入っていたとは到底思えん。

沙「空の容器持って行くんだけど。」

朱「逃げるなよ。」

その場所だけ雰囲気が凍りついた。

朱「そうやってさっきも言い逃れたよな。何隠してんだ?いい加減言えよ。」

中学時代当初の人格がやってきました。
(番外編の【2人の出会い】編の朱音ちゃんです。)

沙「…じゃあ逆に聞くが何故知りたい。」

沈黙がその場を制すのは時間の問題だ。

秋「と、とりあえずその話題は置いときましょう?;沙羅ちゃんは容器をキッチンまでお願い。ついでに洗ってもらえるかしら?朱音ちゃんは選手達のストレッチを手伝ってくれる?」

別れて私はキッチンへと向かった。





明らかに沙羅は何かを隠してる。
それは多分とても重要な事。

不「フッ…偉そうによぉ。」

円「不動!!」

いつのまに…無意識水道の方まで歩いてきたのかな。

不「まともにパスもできないお前がいたんじゃ俺達は10人で戦うことになるんだよ。」

円「止めろ不動。飛鷹は代表選もカタール戦でも頑張ってたじゃないか。」

不「ハッ…このままじゃ飛鷹の所為で負けるぜぇ?」

飛「………」

不「!!…なんだよその眼は。」

歩み寄って今にも殴り掛りそうな不動。

円「よせ2r「うるせぇな。」み、三枝?」

不「あぁ?てめぇマネージャーの癖に…」

何でだろう、おかしいね。

朱「耳障りなんだよ…だいたい自分がベンチにいるからってフィールドで戦ってる仲間に八つ当たりすんな!!見苦しいんだよ!!」

もともと気性が荒いってのは自覚してるけど、流石に言いすぎたってのもよく分かった。
言葉って恐ろしいね。
一回言った言葉ってもう取り返せない。

円「三枝も止めろ!!」

不「チッ…」

スタスタスタ——…

朱「…ごめん。」

居心地が悪い。
何なんだよ…






キュッ   キュッ

沙「…あの対応は間違い…だったか。」

あいつはいつも質問で返してやると言葉に詰まる。
けど「何で知りたい?」は酷かったか…

こっちに来てから本当に変わっていない。
仲間思いで…力になりたいという思いで会話する。
なかなか嘘がつけない奴だった。














【たとえその性格の所為で辛い思いを味わっても変わらなかった】