二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 第2章更新中!! ( No.348 )
- 日時: 2012/09/29 20:58
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
【Memory which remains 〜一度だけの奇跡〜】
周りの人達は突然の事で動揺している。
このままじゃいずれ怪我人も出るだろう。
沙羅「…朱音、周りの人達を避難させるぞ。」
朱音「イエッサー」
なんかよくわからないけどすごい危なそうだしな。
?「避けますねぇ…」
ブンッ
振り下ろされたバットを軽く受け流す。
しかし決して攻撃ができない…
青谷「こんな妖怪いたか?」
攻撃してくるのはあのふざけた紳士野郎じゃなくてそこらへんにいた街の人達。
目は虚ろで動きがぎこちない。
そう…たとえるなら操り人形。
影人「…自分では攻撃できないのか?」
?「自分から攻撃する必要がないと思っているだけですよ。」
奥の方で口角をあげて笑う奴に今までにない怒りを覚えた。
あいつは俺達が攻撃できないことを分かった上で関係のない人達を使っている。
自分は安全圏からでずに…
なんかもう…
影人「生理的にうけつけない。」(妖怪の時は『月光君』なのですが私自身分けるのを上手くできないので影人君のままで;)
青谷「おぉバッサリと…;」
きりがない…こうなったら。
影人「一瞬でいい、少し道をあけてくれ青谷。」
青谷「分かった。あとでマック奢れよ。」
影人「…検討しとく。」
「そこは即答してくれよ」とか小言は聞こえたが無視。
スッ
構えに入る。
青谷「よいっ…しょ!!」
辺りの空気が凍り地面の水分が個体へと変わり始めた。
?「…ほう…」
ピキピキッ
地面が人の足を巻き込んで凍る。
青谷「影人!!」
影人「サンキュ!!」
地面を蹴り宙へと舞い月を背に月花丸を構える。
(なんかもう切っていいかなと思ったので竹刀は夕闇沙羅と三枝朱音に預けた)
影人「月下『三日月』…一閃!!」
打ちこんだはずだった。
狙いを外してもいない。
影人「嘘…だろ。」
俺が真っ二つにしたのはあの妖怪じゃない。
倒れてきたビルだった。
青谷「何でいきなりビルが倒れてくるんだよ!?」
ヒビの一つさえなかった新しいビルがなんの予兆もなしに俺とあいつの間に倒れたのだ。
?「知ってるかい?霊は人にも憑くが物にも憑く…そしてそれを操る事ができる選ばれた者がいることを。」
顔が歪んでいく。
?「巫女…残念ながら私は本物ではないものの血を受け継いでいる者でねぇ?」