二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 第2章更新中!! ( No.372 )
- 日時: 2012/10/13 18:50
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
短編 【後悔】
一人机に突っ伏し溜息をはく。
「………どうしよう。」
完全にやってしまったモードに入りマイナスの方向にしか考えがいかずどんどん気持ちが暗くなってきてしまう。
そもそもは私が悪いのだが……
「これからまだ半年はクラスが一緒なのに。」
なら会わなければいいのか、言われればそれとは違う。
どう表現したらいいのか分からないが毎日会うとなるとどうしても……。
本当にちょっとした悪戯だったのだ。
普段彼が冷めている分少しそのポーカーフェイスを崩そうと思っただけで。
彼は人一倍正義感が強い。
間違っていると思えば誘われていても加入しないし止めようともするのを何度か見たりもした。
例えそれによって相手から嫌がらせを受けても彼は怒ったりせず笑って過ごす。
まぁなんとなく怒っているのは分かるのだが。
怒った時一瞬彼の顔は強張る。
それは本当に一瞬で瞬きをしている暇さえない。
それを知っているのに何故私はやってしまったのか。
彼が私のちょっとした悪戯で表情を変えるわけがないではないか。
たとえ心の中で怒っていたりしてもそれを表に出すわけがない。
(そこまで仲がいいわけでもないし。)
心の中で……というところがまた怖いのだが。
何をしたのかって?それは…言えない所。
「絶対傷つけた……」
いや、傷つけていなかったとしてもあの時絶対に怒っていたし嫌な気持ちにもさせていた事には違いがない。
そもそも自分もやられたら顔が笑っていても心の中では不満が立ち込める。
なのにやってしまった。
道徳の授業なんかではよく「人の気持ちを考えて行動・言葉を発しよう」というがまさにその通りだ。
あぁ…数時間前の私を殴りたい。
【後悔はずっと胸に渦巻く、そしてそれを戒めたくともできない歯痒さにまた胸は渦巻く】
—————————————————————————————————————————————
すいません、なんか思いついたのを書いてしまいました;
沙羅達とは関係ない子のちょっとしたお話です。
少女A子と少年B太郎のお話だと思ってくださいww
思春期の彼らは勿論後悔を沢山して大人へとなるんだろうなぁ…