二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 第2章更新中!! ( No.421 )
日時: 2013/01/01 15:40
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

☆お正月スペシャル☆


『それではテレビの前の皆さんご一緒に!!』

ここはライオコット島の宿泊所、宿福の中に設置されているテレビの前である。
世界編に正月なんてない?気にしたら負けだぞ。

『3!!』

新年へのカウントダウンが始まりテレビの前に集結した全員がテンションを上げて一緒に数え始める。

『2!!』

勿論どこの家庭もこの時はどんなことも忘れて楽しくワイワイやっているだろう。
(作者の家は『ガキ使』見てたら気付いた時に既に年を越していたらしい)

『1!!』

アナウンサーのお姉さんもとびっきりの笑顔をしており、会場もにぎわっているだろう。

『0!!』

カウントダウンの声が終わり一瞬静かになってから。

『あけましておめでとうございます!!今年も———…』

お姉さんが言い終わらないうちにこの部屋は一気に騒がしくなって鼓膜が破けそうになる。

円「皆!!今年もいっぱいサッカーやろうぜ!!」

どんな時でもサッカーをこよなく愛するキャプテン。
深夜だということを忘れているのか気にしていないだけなのか大声を張り上げた。
勿論これに大声で応えるのがイナズマジャパンの選手達。
(まぁ秋ちゃん達も笑顔で応えていたわけだが)







そう、これが昨日(…今日?)までの出来事。
あの後テンションが上がりに上がって監督がいないのをいいことに全員ではしゃいだ。
はしゃぎすぎだろというくらいにはしゃいでた。
途中から記憶はない。

「(確か……朱音に酒飲まされて……)」

収まる兆しを見せない頭痛が頭を痛めつける。
けれどもっと頭を委託する出来事が現在起きているのだ。

「なぁ……これはなんの当てつけだ?」

近くの鏡を覗きこめばそこにいつもの自分の顔はない。
黒い髪が茶髪の長めの髪、瞳は深海色ではなく黄色に。

朱「こんなこと起きてたまるかぁあああ!!!!!」(注:中身は沙羅です)


私の悲鳴が響き渡ったのは言うまでもない。



鬼「朝起きたら入れ替わっていたと……?」

2人の前には信じられないものを見る目をした司令塔、鬼道有人。
いや、信じられないというか……

鬼「エイプリルフールはまだ4カ月先だぞ。」

疑っている目です。

沙「ちょっとー嘘じゃないよ?」(注:中身は朱音です)

朱「だいたい打ち合わせしてまでこんな事したいと誰が思うというんだ?」(注:沙羅)

目の前には本当に入れ替わったかのか分からない二人がいるのだ。
困惑しても無理はない。
『入れ替わった』とは言っているものの信憑性など湧くはずもない。

豪「……口調や仕草だけでは入れ替わったかどうかなんて分からないな。」

朱「豪炎寺さーん?シスコンが何言ってんだよ。」(注:沙羅)

豪「俺はシスコンじゃない。」

路頭に迷っている時に声を掛けてくれたのは音無春奈。
天才ゲームメーカーと呼ばれる鬼道を兄に持つ優秀なマネージャーだ。

春「お二人が互いに比べて決定的に違う事をしてもらうというのはどうでしょう?」

ナイスアイデアと言わんばかりに全員が簡単を漏らす。
いや、気付けよ。

沙「で、その内容っていうのは?ワクワク」(注:朱音)

待ってました、と一言漏らしてから。

春「吹雪さんに抱きついて下さい!!」

……………。

沈黙。
一同が言葉の意味を理解するのに数秒かかってから兄である鬼道の咳払いが聞こえた。

鬼「春奈、それは……;」

実の兄でさえ言いたい事が分からないらしい。

春「朱音さんならノリノリでやってくれるはず!!けど恥ずかしがり屋な沙羅さんはきっとできないはずです。」

沙「是非ともやろうか!!」(注:朱音)

朱「お前が抱きついたいだけだろうが!!」(注:沙羅)

ヒ「な、なんか……いつもの立場が逆転すると……;」

おい、若干引いているように見えるのは私だけか?

風「三枝の姿でツッコミをされると、な;」

吹「沙羅ちゃんの姿でノリがよくても、ね;」

そこの2人、私達に超失礼。

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何故か元旦に入れ替わるっていうまったく脈絡もない話ですww
あ、実はまだまだ続きます。