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第４話

「・・・そんな夢を見たんだ」
「そうなんだ？・・・嫌な夢だね」
「あぁ、本当に嫌な夢だった」

俺はまた君と公園で駄弁っていた。話してるのは俺が昨日見た夢の話だ。
夢の中でも同じ公園で君と駄弁っていたから、思い出したんだ。
それで、俺は何だか嫌な予感がした。

「・・・もう、今日は帰ろうか。暑いし、宿題やらないと」
「あ、そうだね。帰ろう」

君がそう言ったから、さっさとあの横断歩道を抜けて、道に抜けた。
ここの道は、入ってすぐのところに工事中のビルがあった。
それでだろうか、周りの人たちは皆
　——上を見上げて口をあけていた。