二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブンGO〜大好きな、君だから〜 修正スレ! ( No.3 )
日時: 2011/09/20 16:19
名前: 琴葉 (ID: RSw5RuTO)
参照: 弟に……モンハン3rd壊されたぁああああああ

2話

〜蘭丸視点〜


神童……一体何を焦っているんだ?
嫌な予感がする?
分からない。俺には何も、分からない—————。





いつの間にか、空は黒く染まっていた。




蘭「なっ……!」

グラウンドの惨状を見た瞬間、俺は声を上げずにはいられなかった。
いや、俺だけじゃない。
そこに居た全員が——声を失っていた。

三「こ、これは……!」
鶴「……ひ、酷いですねぇ……」
拓「……嘘、だろ」

そこで練習していたはずのセカンドチームのメンバーは全員——


———ボロボロの姿で立ち尽くしていた。


そこから少し離れたところに立っていたのは。
少なくとも雷門の人間ではない少年、だった。

?「どうした? こんなものか?」
一「く、そぉっ……」

一乃……七助、だったか?
彼は悔しそうに唇を噛み締めていた。
彼だけではない、他のメンバーも、全員そんな様子だ。
そんな中。
ただ一人、よろよろと立ち上がって叫ぶ奴が居た。

天「お前……サッカーを何だと思ってるんだよ!」
?「……フン」

蘭「神童、あいつ……!」
拓「確か、松風だ。松風天馬」
三「早く出て行ったほうがいい。あいつ、また……」
拓「……分かってます」

俺達が、松風の前に出て行こうとした時。

ゴッ!

天「っ、う———」

松風にボールがぶつけられる。
あいつは、何で、あんなになってまで——?

蘭「神童!」
拓「ああ。……行くぞ」



神童は小さく頷いて、歩き出した。










今にも、雨が降りそうな空の下。










三人の少女達が、じっと俺達を見つめていることなんて。










俺達は知らない。










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