二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブンGO〜大好きな、君だから〜 修正スレ! ( No.6 )
日時: 2011/09/20 16:25
名前: 琴葉 (ID: RSw5RuTO)
参照: 弟に……モンハン3rd壊されたぁああああああ

第5話

〜蘭丸視点〜


雷「拓人ぉおおおおおおおおおおおっ!」
魅「……っ、京介……!」
悠『二人とも 落ち着いて』
魅「……ねえ、悠里ッ……今すぐにでも降りちゃ、駄目!?」
悠『駄目 魅羅まで巻き込まれる』
魅「でも! 京介は……あいつは、あたしが止めないと……ッ」
雷「魅羅……」


蘭「大丈夫か、神童!?」
拓「……っ。……ああ……どうにかな」
京「どうした? こんな物か?」
三「……くそ……っ!」


魅「ねえ! もう止めないとヤバイよ! あたし、降りてくる!」
雷「落ち着けよ、魅羅!」
魅「でも! 皆、あんなにボロボロなのに……!」
悠『分かった』
魅「……え?」
悠『もうすぐ 試合が終わる頃だから 私が 手当てに降りる』
雷「悠里まで何言ってるんだよ!」
悠『簡易的な手当てなら出来る 絆創膏と消毒薬なら いつも持ち歩いているから』
魅「捻挫とか打撲の人は?」
悠『応急処置をしておくから 二人は保健委員と先生を呼んできて』
魅・雷『わ、分かった!』


ピピィーッ!


京「所詮こんな物か。雷門も落ちぶれたものだな」
拓「……ッ」
蘭「くっそぉ……っ!」
京「まあ、精々残りの練習を楽しむことだな、キャプテン」
拓「ま、待て……っ……」

ドサッ

蘭「神童!? おい、神童っ!」

悠『少し 離れていて』

蘭「え……? 君、は……うッ!?」
悠『あなたも 怪我してる』
蘭「手当てに来てくれたのか? でも今は、俺より神童を」
悠『大丈夫 すぐに直せる』

その子は雪のように白い手を、そっと神童の腹部に乗せた。
そして目を閉じ、意識を集中させる。

すると。

蘭「え!? 傷が……!?」

一瞬にして腹部の青痣が消え、神童がゆっくりと目を開けたのだ。

拓「……う」
蘭「神童! 良かった……!」

少し安心すると同時に、彼女が何をしたのかの疑問も生まれてくる。

蘭「今のは……?」
悠『私の能力 本当は使いたくは無かったけれど 思ったより酷い怪我だったから』
蘭「能力? ……それって一体」

そこまで言いかけたとき。

ドサッ

蘭「えっ!? おっと、とと」

突然、女の子は倒れてしまった。
ぐったりとしていて、意識は無い。

蘭「おい! 大丈夫か!?」
雷「どうしたんだ? 何か……!?」
魅「悠里!?」

彼女の友達らしい女子が駆け寄ってくる。

雷「な、何がどうなって……おい!」
魅「悠里!? しっかりしてっ、悠里!」
蘭「しっかりしろ! おい! おい……っ!」


いつの間にか、雨粒がグラウンドを打ち始めていた。