二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 疾風を起こせ!【イナズマイレブン 短編】 ( No.3 )
- 日時: 2011/09/20 17:25
- 名前: ルカぴょん(風風) (ID: 0M.9FvYj)
吹「はい!僕サッカー大好きなんです!」
できるだけ笑顔で僕はいった
ヒカリさんには言えない
家族が・・・・アツヤが死んだなんて
『そうなんだ〜・・・・なあ!吹雪が退院したらさ!私にサッカー教えよ!!』
ヒカリは目を輝かせ僕にいう
その瞳は、まるでアツヤのようだった
吹「はい!一緒にやりましょう!!」
次の日、僕は今日もヒカリさんを待っていた
だが、いつまでたってもヒカリさんは、来なかった。
今日は体調が悪いのかと思い、今日は諦めていた
だが、その次の日もヒカリさんは、来ない
次の日も、また次の日も
僕はヒカリさんと会うのを楽しみにしていた
だが、ヒカリさんは、もう来なくなっていた
そしてついに僕は退院できる日になった
この病院を退院する前にヒカリさんに会いたかった
僕の足は自然と玲奈さんの元へと進んでいた
玲奈さんは普通にナースセンターのカウンターに座っていた
吹「玲奈さん!!」
病院だから、余り大きな声を出さずに叫ぶ
すると、玲奈さんはすぐに反応し、僕だと気付くと〔ニッコリ〕と僕に向かって微笑んでくれた
玲「今日退院なんだよね?おめでとう」
玲奈さんは、僕に優しく言ってくれた
玲奈さんはヒカリさんが来なく少し沈んでる僕に毎日のように声をかけてくれた
そして毎日、ヒカリさんは元気と教えてくれた
吹「あの・・・ヒカリさんは、今なにをしてるんですか?」
僕がそう聞くと
玲奈さんは、少し顔を暗くして
玲「ヒカリさんは・・・今は緊急治療室にいます。」
え?
一瞬、僕の全てが固まった
ヒカリさんが緊急治療室?
なにかあったの?
僕は、少し泣き顔で「ありがとうございます」といい緊急治療室へ向かう
何分走り続けただろうか
もう、とっくに限界は超えている
息切れもしそう
でも、ヒカリさんが心配で、そんなことは気にせず走り続けた
そして赤いランプがつく緊急治療室についた
荒い呼吸の間々、僕は扉の隣にある椅子に座り緊急治療室をじっと見ていた
玲「吹雪くん!!」
玲奈さんは、はや歩きで僕の隣までくる
玲奈さんは軽く汗をかき少しだけ肩を上下にゆらし呼吸を整えていた
2人でじっと待っていた
そして1時間がたった時だった
赤く光るランプが点滅し始め、〔プツン〕と光りが消える
僕の足は、自然と扉の前まで来ていた
少しすると扉から先生がマスクを外しながら出てくる
それと同時に僕は扉の中に入る
吹「ヒカリさん!!」
そう叫びながら
手術服を来ている人達を交わし
ヒカリさんがいるベッドへ行く
ベッドの上ではヒカリさんが気持ち良さそうに、その瞳を閉じている
吹「ヒカリさん!ヒカリさん!」
僕は何度もそう叫びながらヒカリさんの体を揺らす
途中で先生達に手を引っ張られ、部屋から追い出されそうだった
吹「ヒカリさーん!!!」
僕は、〔ボロボロ〕と涙を流していた
段々と視界がぼやけてくる
でも、必死に先生達の手を払いまたヒカリさんの隣に行く
ヒカリさんの顔を見て驚く
ヒカリさんは、少しだけ目を開けている
でも、必死に僕を見てくれている
『ふ、ふぶき?』
呼吸器越しで、震える声で、僕の名前を呼ぶ
その顔には涙が伝い
所々雫が見えた
そしてヒカリさんは、震える手で呼吸器を取り
僕に向かって
『***************、***、*******。****、******、*********、************、*********』
と言い
ヒカリさんの顔に沢山の涙が流れる
吹「ヒカリさん!」
僕もヒカリさんにつられて涙を流す
そして・・・・
『***、******、******』
そうヒカリさんが伝えた途端にヒカリさんは、ゆっくりとまぶたを閉じる
吹「ひかりさん?ヒカリさん!ヒカリさん!!」
僕は、その後1時間ぐらい泣いた
目の前で人が永遠の眠りにつくのは、この頃の僕は悲しくてしょうがなかった
でも、今は分かる
人はいつか、命と言う名の翼を無くす時がくる
それは、だれにも止められないし運命は変えられない
円「お〜い!!吹雪ぃミーティングやるぞぉ?」
僕は、今でもヒカリさんが言った言葉を覚えているよ
『きみのはねは汚れてしまっただけ、だからあきらめないで。私は、そらのうえで、きみを見ているから、もしも私が生まれかわったら、サッカーを教えてね』
そして
『きみは、わたしの弟に、そっくりだよ』
あのあと玲奈さんにヒカリさんは弟が居たと聞いた
その弟と僕がそっくりだったと・・・
そしてヒカリさんには元から心臓に持病があり
ここまで生きてきたのが奇跡だったと
円「吹雪ぃ!!!!」
吹「キャプテン!!今行くよ」
僕はヒカリさんのこともアツヤのことも絶対に忘れないよ!!!
次の日・・・・
『初めまして!愛沢ヒカリと言います!転校生でマネージャー志望です!!』
吹「ヒカリさん?」
円「ん?吹雪知り合いか?」
吹「僕の記憶ではね」
物語はまた始まる・・・・・
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作り置きしていた小説です
見事、駄作に仕上がりました〜