二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 薄桜鬼×銀魂〜時のハテまで〜 ( No.9 )
日時: 2011/10/02 15:14
名前: アニメ好き (ID: O72/xQMk)

5【総司vs総悟】

 総「じゃ、いくよっ!!」
 沖「っっ!!!」
 ぱしぃんっ!ぴしぃんっと、竹刀の打ち合う音が小気味よく響く。
 神「うぉぉっっ!!頑張れアル総司——っ!」

 新「沖田さん、頑張れ!!」
 麗「いや、神楽こっちのチームでしょ!?あとさ新八君、区別つけ
   ようよ!!」
 平「いけーっ、総司!!」
 近「相手もなかなかだな。」

 土「ああ。攻めと守りの連鎖だな。」
 銀「おーい、何か甘いもんねぇか?」
 てな感じに、応援する人もいれば、試合を観察する人、はたまた
 個人事情で動く人など、試合への関心はそれぞれ。

 総「君、なかなかやるね^^」
 沖「ハッ!久しぶりに手応えありそうでさぁ。アンタ」
 総「それは…僕もだよっ!!」
 沖「らァァっっ!!」

 永「しっかし、すげぇな。」
 雪「沖田さん相手に、ここまで互角なんて……」
 千「総悟は、私達の真選組で、随一の剣客だからな。」
 原「おっ、そっちの千鶴。」

 千「そっちって……まぁいいが。それより、彼の腕はどうなんで     す?」
 平「うーん、たいして変わんな…って!今、敬語使ったか!?」
 千「何を驚いている?目上の人に敬語を使わぬほど、私は無礼では
   ないぞ?それに、普通そうだろう?」
 斎「……同感だ。」

 永「ククっ……だとよ平助?千鶴ちゃんに言われてんなぁ。」
 原「それにしても、同じ顔なのにそんな言い方だと、やっぱ違和感
   あるな。」
 平「だよなー。千鶴はおしとやかな感じが、普段からでてるし。」
 千「そうか?まあ、こちらの世界に来たらもっと驚くぞ?」

 雪「どうして?」
 千「私には、双子の兄がいるからな。」
 雪「双子の、お兄さん!?」
 平「もしかして、そこも一緒かー?」

 雪「ううん、私は一人っ子だもん。」
 新「ほらほら、何会話文で文面埋めてるんですか。試合そろそろ時間
   切れになりますよ?」
 その言葉で、皆が試合に集中した。そして、後一分という時…
 総・沖「つっ!!」

 そこで勝負がついた。二人は同時に、お互いの首を打ったのだ。
 ま、と—ぜんの如く、二人は倒れて気絶。
 平「そ、総司!」
 原「おいおい……」

 新「沖田さんっ!!」
 麗「あーあぁ。」
 雪「お二人とも、大丈夫ですか!?」
 斎「これ程とはな……」

 とまぁ、私達はすぐ別室で手当て。ここは、千鶴ちゃんとこっちの
 山崎さんの医学知識で万事解決となった。
 銀「この世界は不便だよなぁ?」
 新「銀さん!これが本来の世界なんですよ!」

 沖「ま、いつか戻れるだろぃ。」
 総「その時まで、まってなよ♪」
 麗「復活早っ……」
 新「でも、何で来たんでしょうね……」

 皆が思考錯誤中、ふいに土方さんが言った。
 土「おい、俺達は磁場に巻き込まれたろ?」
 神「そんなの分かってるヨ!問題は、どうやって磁場のないこの
   世界に来たかって事アル!!」
 土「人の話を最後まできけっ!つまり同じものが共鳴したっていう
   のはどうだ?パラレルワールドは繋がってるって言うしよ…」

 ……………………———————……
 麗「えーと、ちょっと待って?それってつまり……」
 皆の視点が一つに集まる。
 麗「千鶴同士が……共鳴したって事?」
 雪・千「え?ええぇぇ〜〜っ!!?」