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〈キン・・・〉

教団の裏にある森の奥
木々の間の少し開けた場所

約3分
六幻を発動させた神田と漆黒の刀を持った浬が
攻防を繰り広げていた

浬「がっ・・・」

神田が横に薙ぎ払った一撃が脇腹に命中

浬「げほっ、げほっ・・・」
神「気ぃ抜いってからだ・・・」

強気に行ってみたが、息が切れてちゃんと言えたか
わからない

神「何考えてんだ」
浬「別に・・・」
神「ちゃんと答えろ」

木に背を預け、お互いに顔は見えない

質問に対する用意していたかのような即答

浬「神田みたいに強くなりたい」
神「は？今のままでもｚｙ・・「違う」
浬「神田みたいに誰かを守れるような力が欲しいんだ・・・」

・・・・・・・・・・・・
静寂。
否、木々の擦れる音のみが響き渡る
何の気なしに浬の方を返り見る

神「ふっ・・・」

風に吹かれながら寝ている浬が目についた
あまりにも気持ちよさそうに寝ていやがるから、
つい、笑みがこぼれた

浬の真似をして目を閉じて見る

神(あー、これは、寝そうだな)