二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ*最強姉弟参上?!*〜碧空と雨空〜オーガ編連載中 ( No.112 )
日時: 2011/11/17 04:48
名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)

ハロウィン編



音「わざと負けるのは無しだからね、お兄ちゃん★」

はい、とポッキーを1本渡す春奈。何とも言えない顔で受け取り、瑠璃花の前に座るわけだが。

瑠「…ぅー…」

鬼「…(・・;)」

風「寝てる内の方が案外いいかもしれないぞ、鬼道!」

風丸の囁きに、まあどうでも良いか、と瑠璃花にポッキーをくわえさせた。

しかし気付いたのは、寝ぼけていると絶対に、細いから折れるという事。そうすると春奈が納得するかどうか…。

鬼「瑠璃花、これ折らないように食べろ。(ヒソッ」

瑠「ん…」

鬼道の声に瑠璃花は頷いた。その内寝ぼければ折れるだろうが、最初から折れるという危険性は回避したい。

チョコのかかっていない方を鬼道がくわえて、食べ始める。

だんだんと近付く瑠璃花の顔に、どうしようも出来ない感情。心の中でもう1人の自分が警報を鳴らす。

音(…あれ、瑠璃花ちゃん寝ぼけて折るかと思ったのに…)

命令した本人も予想外。

風「これ瑠璃花が目覚めたらどうするんだ?;」

豪「仕方ないな…」

風「いやこれ本当に…!//」

後少し、という所だった。


「春奈さん!」「はーるなぁー!!!」


全「!!」

春奈がドアを振り向く。今の声は、夏未と魁渡だ。

ドアまで慌てて走っていく春奈が遠ざかると、誰かが「あ、」と声を漏らす。ポッキーだけにポキッと折れていた。

瑠「おいしい…」

鬼「ッ…///」

チョコの良く付いている方を食べている瑠璃花は、完全に夢の世界から帰還していた。

その事に気付くと強引にやった形の鬼道はどう弁解しようかと頭を回転させるが、今の状態では何を考えても真白になってしまう。

夏「終わりよ、外に出て!」

瑠「ふぁいっ!(はいっ)」

魁「瑠璃姉何食べてんの?」

瑠「ポッキー。」

魁「あれ、トッポ派じゃ無かったっけ。」

瑠「何故だか分からないけど食べてた。」

最後の言葉に風丸達は安堵のため息を漏らした。

そして顔の赤い鬼道に、風丸は「お疲れさま」という言葉を掛けたのだった。




仮装パーティーの会場は室内。

夜になると天井の窓から星が良く見えて、瑠璃花は首が痛くなるまで見上げていた。

魔女の仮装を鬼道家のメイドにしてもらって、移動途中もハイテンション。

魁渡は透明人間。普通のスーツを着て、中はトリックを仕掛けているため透明人間になれる。

夏未の挨拶で始まり、その後はケーキを食べたり話をしたりと随分にぎやかだった。

鬼道は王子の仮装をさせられていた(メイドが似合いますとか言って強引に)。

(保留)