PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ぬらりひょんの孫〜櫻が舞うころ〜 ( No.11 )
- 日時: 2011/09/30 21:08
- 名前: ★HITOMI★ (ID: H6c/o5GF)
第四話
私は家に帰ると、
「ふー、やばかった・・・・。」
私は普段着から、家でいるときに着ている着物に着がえた。桜色の着物に黒で桜がえがかれている。そして、黒い羽織を羽織った。そして、
「そろそろ行くか・・・・。」
と、舞桜を持って外へでた。あたりは完全に暗くなった。体の中が熱くなる。私は目の前にある池をのぞいた。ポニーテールにした、銀色に黒髪が混じった長髪。ぬかりなく自分を観察する紅蓮の瞳。
「今夜は月がきれいだ・・・・。」
そのとき、
「血のにおい・・・・。近いな・・・・。」
と、血のにおいを感じた私はにおいのするほうに向かって行った。
「なにやってんだ、お前。」
妖怪がふりむいた。口のまわりには血がべっとりと付いている。
「ああん!? もんくあんのか!?」
私はふっと笑った。
「ああ、おおありだな。」
「なんだと?」
妖怪は私に飛びかかってきた。が、私は、
「フン、外道め。」
と、ようしゃなく切り捨てた。そして、私はたおれている人間を見つめた。かわいそうに・・・・。おそらく、ぐうぜん通りかかったのを殺されたんだろう。しばらく人間を見つめていると、ふいに、バサッと羽音がした。ちっ、三羽鴉がパトロールをしてるのか。今、奴良組に私の存在がばれるわけにはいかえねえからな・・・・。私はその場を一瞬で去った。
PR