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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ぬらりひょんの孫〜櫻が舞うころ〜 ( No.148 )
- 日時: 2011/10/07 09:34
- 名前: ★HITOMI★ (ID: H6c/o5GF)
第十九話
あれから一週間。私のけがはすっかり治っていた。(もし、おばあちゃんの血が入ってなかったら、確実に二〜三ヶ月は治らなかったけど。)でも、私の夢には毎晩灰火が出てきた。そのたびに、私は汗だくになって目が覚める。灰火・・・・ごめんなさい・・・・。夢の中で私はいつもいつもさけんでいた。
「いってきまーす・・・・。」
いつにもまして元気がない私にみんなは、
「お嬢・・・・、だいじょうぶですか? 傷の具合が良くないんじゃ・・・・。」
「別に、学校なんて行かなくてもいいんですよ?」
なにしてるの! 私! みんなに心配かけちゃだめでしょ! 私は無理やり笑顔を作って、
「ううん、久しぶりの学校だから、ちょっと緊張してるだけ! いってきます!」
と、私たちは学校へ行った。私が教室に入ると、
「あ、奴良さんだ! けがは大丈夫なの?」
と、みんなが聞いてきてくれた。
「う、うん。」
「それにしても・・・・階段からずっこけたんだって?」
「う、うん・・・・。アハハハハハ・・・・。」
そう、私は階段からずっこけて全治一週間ということになっていたの・・・・。でも、私ならありえるかも・・・・。休み時間になると、私たちは屋上へ行き、清十字怪奇探偵団のみんなと話しに行った。
「あ、櫻姫ちゃん、けが治ったんだ〜。」
「久しぶり〜。」
すると、そのとき、
「おお、櫻姫くん!! 学校へ来れたのか!!!」
き、清継さん・・・・。あいからわずテンションが高いですね・・・・。
「早速だが、今度は中部の山梨県に行くことになったんだ!」
「中部?」
中部地方。灰火—赤狐は中部の妖怪だった・・・・。もしかしたらだれか似合えるかもしれない。私は
「い、行きます!」
と、答えた。
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